【巨人】菅野、入院中の子どもたちから勇気 野球人生初の「日本一になって戻ってくる」

神奈川県伊勢原市の東海大病院を訪問し、入院中の子どもたちと交流する(右から)菅野、大城、中川(球団提供)
神奈川県伊勢原市の東海大病院を訪問し、入院中の子どもたちと交流する(右から)菅野、大城、中川(球団提供)

 巨人の菅野智之投手(30)が4日、神奈川・伊勢原市内の東海大医学部付属病院を訪問した。入院中の子どもたちとクリスマス会で交流し、来年は野球人生初の「日本一」になって戻ってくることを約束した。また、大城卓三捕手(26)、中川皓太投手(25)は今回が初めての訪問。6年連続6度目の訪問となったエースは「もっと下の若い彼らがバトンタッチしていくことが一番大事」と伝統の継承を願った。

 菅野は子どもたちと固い約束を交わした。入院中の子どもたちとクリスマス会で触れ合い、大切なメッセージを送った。

 「つらい治療だったりとかあると思うんですけど、僕たちは来年日本一になってここに戻ってくるからという約束はしました」

 今年は5年ぶりのリーグ優勝を果たすも、日本シリーズではソフトバンクに4連敗を喫し日本一は遠のいた。ルーキーイヤーの13年にも楽天に3勝4敗で敗れている。菅野自身もこれまでの野球人生で日本一の経験はない。最も近づいたのは大学3年生の時。6月の全日本大学選手権、明治神宮野球大会はいずれも準優勝だった。

 「日本一は僕は人生で一回も経験したことがない。自分の悲願でもありますし」

 個人的な思いもあるが、日本一奪還は来年のチームの最大の目標でもある。坂本の主将続投も決定し、菅野も選手会長続投が決まった。2人で引っ張っていく姿勢と強い思いは変わらない。

 「勇人さんとも日本一になりたいなって、銀座でパレードしたいなという話を常々しているので何とか達成したい」

 今年で6年連続6度目の訪問。子どもたちは骨髄移植など長期入院を伴う病気と懸命に闘っている。菅野は年に一度の交流を楽しみにしており、毎回改めて子どもたちのパワーと笑顔に感心させられるという。

 「今年はけががたくさんあったけど、ここにいる子どもたちに比べれば何てことないと思う。けがをしたり、うまくいかない時はどうしても弱気になったり、つらいなって思う時がありますけど、こういう貴重な経験をさせてもらい、前を向かないといけないなっていう強い気持ちを与えてくれる。すごくいい時間です」

 菅野自身、今年は腰痛に悩まされ、22登板で11勝6敗、防御率3・89。納得した成績を残すことができなかった。勇気をもらった子どもたちのためにも、来年はいい報告をしたい。「僕は少なくともこういう活動が自分も頑張らなきゃという活力になる」と話し、若手選手たちにも活動の継承を願った。子どもたちとの夢を果たすため、来季も投手の柱としてチームを支えるつもりだ。(玉寄 穂波)

 ◆菅野の東海大3年準優勝VTR 2010年11月18日の明治神宮野球大会大学の部・決勝は東海大と早大。先発の菅野は8回完投で2失点(自責0)で最速155キロをマークしたが、打線が相手チームの福井、大石、斎藤の「早大三羽がらす」に封じ込まれた。菅野は敗戦投手となり、日本一はお預けとなった。

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