五輪マラソン周回1周目は20キロ…札幌大通公園発着も決定

東京五輪マラソンコース
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 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、スイスのローザンヌで理事会を開き、暑さ対策で都内から札幌に変更した20年東京五輪のマラソンコースについて、市内の大通公園発着とし、周回コースの1周目を20キロとすることを決めた。2周目以降については今月中旬までに結論を出す。競歩は大通公園発着で、駅前通りを南北に往復するコースが正式決定。マラソン&競歩を、大会終盤の8月6~9日の4日間に集中開催することも決定した。

 10月に降って湧いた札幌移転に、ようやく決着点が見えてきた。マラソンコースについて、IOC理事会で大通公園発着が正式決定。周回コースの1周目を20キロとすることを決めた。組織委員会の想定案では、テレビ塔や北海道大など観光名所を盛り込んだ形。組織委の武藤敏郎事務総長は「札幌市にとってハーフマラソンのレガシー(遺産)ができる」とし、五輪後に市民レースの開催などで活用できるメリットを強調した。

 世界陸連(WA)は、当初7キロ×6周の案を主張したが、2周の周回案を主張する組織委側に“譲歩”した格好。ただ、WAは2周目以降について7キロ×3周のコンパクトな周回案を提案し、合意に至らなかった。今後WA側が札幌入りして現地調査した上で残りのコースを固める。組織委の森喜朗会長は「日本の主張(2周案)が納得いただけると思う。12月中旬までには決めたい」と自信を見せた。

 競歩は大通公園発着で、駅前通りを往復するコースに決定。日程についても、大会終盤の4日間で集中開催することが決まった。84年ロス大会以降、クライマックスを盛り上げてきた花形の男子マラソンは、東京も最終日の9日に行われる。閉会式に男子マラソン選手が出席できるかなど細部の調整は残るが、「札幌で行われる東京五輪」の全体像がはっきりしつつある。また、組織委は五輪マラソンは男女とも有料観客席を設けず、チケットを販売しないと明らかにした。

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