森保監督、仲川+五輪世代9人を初招集 海外組呼べず苦渋選択も“J最強選抜”

東アジアE―1選手権に臨むメンバー発表の記者会見をする森保監督
東アジアE―1選手権に臨むメンバー発表の記者会見をする森保監督

 日本サッカー協会は4日、東アジアE―1選手権(10日開幕、韓国)に臨む日本代表メンバー22人を発表した。MF仲川輝人(27)=横浜M=ら国内組に東京五輪世代の若手ら10人を初招集。優勝、残留争いを残すJ1の日程面、1年間の蓄積疲労の考慮など厳しい選考事情の中、現段階での“J最強選抜”の編成となった。国際親善試合・U―22ジャマイカ戦(28日、長崎)に臨むU―22日本代表メンバー19人も同時発表。3人が初選出され、当落線上にいるメンバーらによるガチンコのサバイバルを促す。

 森保一監督(51)は苦渋の選択から光明を見いだす。東京五輪世代9人を含む計10人を初選出。「五輪で金メダルを取るには、A代表で活躍できるレベルの選手をそろえなくてはいけない」。2軍、3軍と批判を浴びかねない陣容ながら、兼任監督の強みを生かしたシャッフル人選となった。

 東アジアE―1選手権は国際Aマッチデーでないため招集に拘束力がなく、海外組は選外。頼みの国内組も7日にJ1が最終節を迎える過密日程に加え、残留争いや天皇杯を控える選手も多く、リーグ戦で蓄積した疲労やけがなどの考慮、シーズンオフは2週間の休養が義務付けられるなど、制約があふれた。

 招集予定の選手が会見前日に入れ替わるなど軌道修正を強いられたが、個で打開できる一芸を持つ新顔が並んだ。右サイドからのカットインを武器に得点ランク首位タイ15得点の仲川、1トップの後方に位置するシャドーで今季7アシストの広島MF森島、川崎でボランチの主力を担うMF田中碧。今季、国内で実績を残した選手が選ばれた。

 1―4で完敗した11月19日の親善試合・ベネズエラ戦(パナスタ)以来の代表戦。DF陣に若手の渡辺、古賀を初招集しながら、同試合で守備を完全に崩されたDF佐々木、畠中らに“追試”の場を設けた。「五輪世代の選手だけの底上げではなくて、五輪世代ではない選手も伸びしろがあるし、戦力としてレベルアップできる」と底上げを強調した。

 海外組と五輪世代で臨んだ6月の南米選手権と同様、韓国など東アジアの強豪と真剣勝負できる場は貴重だ。13年大会でFW大迫、柿谷がそれぞれ代表初得点を挙げ、翌年のブラジルW杯切符を獲得。17年大会ではA代表デビューしたDF室屋、MF伊東は代表の中心メンバーに定着した。「国の威信をかけて挑んでくる相手との厳しい戦いをもって、経験を成長につなげてほしい」と指揮官。同大会を経由し、代表の中心へ成長する逸材を待望する。(星野 浩司)

 ◆東アジアE―1選手権 東アジアサッカー連盟が、ダイナスティ杯(1990~98年)の後身として2003年に東アジア選手権を創設。第1回は日本で行われ、2年ごとに日本、韓国、中国の持ち回りで開催。05年大会からは女子も創設された。13年大会からは東アジア杯、17年大会から東アジアE―1選手権に名称が変更。上記3か国に、予選を勝ち抜いた1チームを加えた計4チームの総当たり戦で優勝を決める。日本は13年の第5回大会で優勝。

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