横浜Mは3日、2004年以来15年ぶりリーグ制覇が懸かる最終節のF東京戦(7日・日産ス)に向けて非公開で調整。前節の川崎戦で頭部負傷したFWマルコスジュニオール(26)は大一番の出場を志願した。
頭部の影響を考慮し、別メニュー調整したFWマルコスは「決めるのはメディカル(医療スタッフ)だが、自分の中ではプレーできると思っている」と言い切った。今季は序盤から得点を重ね、15得点は同僚のFW仲川輝人(27)と共にランキング首位。同一チームの2人が得点王を分け合うことになれば、史上初の偉業になる。
左腕に人気漫画「ドラゴンボール」のキャラクターであるクリリンのタトゥーを入れるほどの大ファン。得点後は「かめはめ波」や「気円斬(きえんざん)」のパフォーマンスを披露し、人気者に。3点差以内の負けでも優勝が決まる大一番は、J1歴代最多動員を更新する可能性も十分。「とにかくタイトルのために、ベストを尽くす」。大観衆と「元気玉」を放ち、悲願を成就させる。(田中 雄己)