「巨人軍エンタメ論」今村球団社長×ビビる大木…「球界から報道番組キャスターを」

今村社長(左)と対談するビビる大木
今村社長(左)と対談するビビる大木

 読者の皆さん、ビビる大木です! 日本テレビ出身のアイデアマン、巨人の今村司球団社長(59)に直撃しちゃう、「社長室、ついて行ってイイですか?」の後編をお届けします。もっと明るく楽しく、強いチームへ―。「巨人軍エンタメ論」の続きをどうぞ!

(構成・加藤 弘士)

 ビビる大木(以下ビ) 今季は報知の紙面で毎朝、宮本コーチのコメントを探してしまう自分がいました。「試合後、何て言ったのかな」って。

 今村社長(以下今) 宮本コーチ、水野コーチ、元木コーチ…みんなそれまで他の業界にいたので、発信の重要性を知っている。記事になって、番組で取り上げられてナンボだという。ファンがどう思うのかを考えて、言葉を選んでいると思いますよ。

 ビ 元木さんとはコーチ転身直前、最後のバラエティー出演で共演させていただきましたが、すでに顔つきが全然違っていました。春のキャンプにお邪魔したら、さらにすごい顔つきになっていました(笑い)。岡本選手を「カズマ、ちょっと来い!」と呼んで、二人でマンツーマンで練習している姿を見て、何ていい光景なんだと思ったんです。

 今 野球界から、一般の方からも尊敬される、信頼される人材をより多く出したいんですよね。理想はね、野球界からスポーツキャスターじゃなくて、情報番組や報道番組のキャスターを出したいんです。亡くなった星野仙一さんにも「NEWS ZERO」の時【注1】に「星野さん、キャスターをやってください」と言ったことがあるんです。政治、経済、社会でも、スポーツでも全部やるという。

 ビ 巨人軍から出したいですねえ。さて今季、ドラフト6位の高卒新人・戸郷投手が終盤に1軍登板して、鮮烈な印象を残しました。

 今 優勝が決定する試合で初先発した時【注2】、戸郷に言ったんです。「戸郷がマウンドで楽しそうに投げていたことが、オレは本当にうれしかった」と。

 ビ 怖いものなしの力投でしたが、日本シリーズでは短期決戦の怖さを思い知ったでしょう【注3】。

 今 「日本シリーズで打たれたことをオレは責めない。でも楽しそうに見えなかった。あれだけは嫌だったな」と伝えました。

 ビ 1年目で大舞台を経験できたのは大きいですね。

 今 今季は高卒入団の育成から加藤、山下、堀岡を支配下登録したんですが、3人とも1軍を経験したんです。するとファームの競争意識が変わってきました。スイッチが入ったんですね。それまで2軍の支配下選手は、育成選手をどこか下に見ていたわけです。それがトントンと1軍に、東京ドームに行ってしまった。

 ビ 若手の中に「チャンスは無限にあるぞ」というムードが芽生えたんですね。

 今 芸能界では絶えず新しい才能が来る。人間って新しいもの好き。そっちに目が行く。そんな時に備え、いかに危機感を持って「芸」を磨いていくか。それができる人は生き残るし、できない人は消えていく。どこの世界も一緒だと思います。

 ビ G球場で汗と涙にまみれて、はい上がった男たちが、東京ドームという大舞台で明るく、楽しく、強いジャイアンツを見せつける―。来季がとても楽しみになってきました。

 今 2020年の巨人軍、大いに期待して下さいね。

 【注1】星野氏は日テレ系「NEWS ZERO」で06年の番組開始から10年末の楽天監督就任までスペシャルコメンテーターを務め、政治、経済、教育など、幅広い分野で見解を示した。
 【注2】戸郷はリーグVが決まった9月21日のDeNA戦(横浜)で1軍デビューし、5回途中2失点と好投。同27日のDeNA戦(東京D)でプロ初勝利。
 【注3】戸郷はソフトバンクとの日本シリーズ第3戦で3番手救援も、2/3回を3安打4失点と打たれ、敗戦投手になった。

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