【ヤクルト】ドラ1奥川、ヤンキース田中目指す「すべてを持っているピッチャー」

入団会見後のサイン会で笑顔を見せる奥川(カメラ・清水 武)
入団会見後のサイン会で笑顔を見せる奥川(カメラ・清水 武)
笑顔で写真に納まる(右下から時計回りに)奥川恭伸、高津臣吾監督、吉田大喜、大西広樹、長岡秀樹、つば九郎、武岡龍世、杉山晃基
笑顔で写真に納まる(右下から時計回りに)奥川恭伸、高津臣吾監督、吉田大喜、大西広樹、長岡秀樹、つば九郎、武岡龍世、杉山晃基

 ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手(18)=星稜高=が神の子を目指す。3日、都内で行われた新入団発表に出席し、背番号「11」のユニホーム姿を初披露。目標の投手にあらためてヤンキースの田中を挙げ「エースらしい投手。自分もそうなれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 迷うことなく、奥川ははっきりと理想の投手を明かした。熱気があふれる会場で「ヤンキースの田中将大投手です。すべてを持っているピッチャーだと思います」と初々しく即答した。あどけなさが残る顔立ちも、どこか駒大苫小牧高時代の田中似。愛称“ヤス君”が、目指すべき大投手への未来予想図を明確に描いた。

 目に焼き付いている光景がある。まだ小学6年生だった13年の日本シリーズ第7戦。前夜に160球を投げた楽天・田中が巨人打線を相手に9回からマウンドに上がった。「ああいうことができるピッチャーはカッコいい。24連勝したり、そういうところを含めてエースらしいピッチャーと思います。あこがれています」と心が震えた瞬間は忘れられない。

 上京した2日にはニアミスを果たしていた。神宮に隣接するクラブハウスで体成分分析を行っている頃、田中は数百メートルしか離れていない会場でイベントに出席していた。その本人から「僕が18(歳)の時はあんな投球はできなかった。はるかに僕よりいい投手ですね」とお墨付きを得たコメントもニュースでチェック。「すごくうれしかったですけど、まだまだそんなことはないです」と照れ笑いを浮かべて謙遜した。

 座右の銘は高校のモットーである「耐えて勝つ」。高津監督は「僕が監督になって初めての新入団の選手たち。高い目標をもって目指していく姿勢は素晴らしいし、田中投手のようになってほしいと思います」と願った。日米通算174勝右腕の1年目は11勝を挙げて新人王。周囲の期待は高まるばかりだが、浮足立つことはない。「まず焦らず、ゆっくり土台作りからやりたいと考えています。1年目から投げて勝つことが目標です」。いよいよ始まるルーキーイヤーへ、18歳の信念は揺るがない。(田島 正登)

 ▽グッズ大好評

 奥川がさっそく営業面で活躍した。会場では新人6選手のグッズをいち早く販売開始。Tシャツなど7商品に加え、奥川だけはレプリカユニホーム(9000円)が異例の先行販売され、昨年はワゴン4台だった販売スペースが7台に拡張された。レジには入団発表の開始前から長蛇の列ができ、飛ぶように売れた。

 球団関係者は「昨年の4、5倍の数を用意しています。予想以上です」と驚きの表情。4日からはグッズショップなどで購入できる。この日は過去最高というファンクラブ4150件の応募から選ばれた250組500人が観覧。報道陣も最多の約100人が詰めかけた。

 ◆奥川 恭伸(おくがわ・やすのぶ)2001年4月16日、石川・かほく市生まれ。18歳。宇ノ気小2年から「宇ノ気ブルーサンダー」で野球を始める。星稜高で1年春の北信越大会からベンチ入り。甲子園に2年春から4季連続出場し、今夏は準優勝。2年連続でU―18日本代表。183センチ、84キロ。右投右打。家族は両親と兄。

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