空手・植草歩、ラグビーの感動を私も!!…リレーコラム

植草歩
植草歩

 ラグビーW杯が閉幕して、もう1か月ですね。同じ帝京大出身の選手の活躍を不思議な気持ちで見ていました。流大選手が同期で、1つ上が中村亮土選手。1つ下が坂手淳史選手。その下が松田力也選手。姫野和樹選手は私が4年生の時1年生でした。

 正直、大学時代は「ラグビーばっかり。いいな」って思うこともありました。勝手に流選手を敵対視して、あまり口を利かなかったこともあったかも(笑い)。卒業してラグビー部と同じトレーナーの下で体を鍛えるようになって、ラグビー部がどれだけきつい練習をしているかを知りました。

 スコットランド戦は会場に見に行きました。初めての日本代表戦だったのですが、会場に国歌が響く様子に圧倒されました。世界大会で優勝して表彰台の上で君が代を聴いて感動したことはありますが、それ以上のものを感じました。

 会場で選手も観客もみんなが歌う。身近な存在の仲間がこれだけ日本中の人を感動させていて、すごいなという思いと悔しいなという気持ちが半々でした。選手が一つになって勝ちにいく姿が日本中を感動させたんだなって。東京五輪では、負けないような一体感を空手で起こしたいです。

 最近、高校時代の友人から卒業文集の写真が送られてきたんです。みんな面白いことを書いているのに私だけ真面目で…。当時は人前で話すことも苦手。全校朝会で主将として抱負を言わなければいけない場面で手が震えて頭が真っ白になって、止まっちゃうようなことがあったくらい。

 大学時代が転機になりました。試合後には50人を超える部員の前で反省の言葉を述べなきゃならない。時には校歌も歌わなきゃならない。感謝しています。今は以前よりも自分に自信があるから、誇りをもって気持ちを伝えることができる。今の自分が好きだって胸を張って言えます。

 ◆植草 歩(うえくさ・あゆみ)1992年7月25日、千葉・八街市生まれ。27歳。JAL所属。実住小3年から競技を始め、柏日体(現・日体大柏)高を経て帝京大へ。世界選手権は2012、14年銅、16年金、18年銀。アジア大会は14年銅、18年金。17、18年のプレミアリーグ年間女王。全日本選手権は15年から女子組手最多の4連覇。身長168センチ。家族は両親と姉。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請