【横浜M】クラブ一筋18年のレジェンド栗原勇蔵が引退発表“有終V”捧ぐ

今季限りでの引退を発表し、取材に応じる横浜M・栗原
今季限りでの引退を発表し、取材に応じる横浜M・栗原

 横浜Mは2日、元日本代表DF栗原勇蔵(36)が今季限りで現役引退することを発表した。18年間クラブ一筋を貫いたレジェンドの現役ラストマッチとなる最終節のF東京戦(7日・日産ス)で2004年以来15年ぶり4度目のリーグ制覇をして“有終の美”を飾る。

 最後までマリノス一筋を貫いた。02年に下部組織から昇格した栗原は、強じんなフィジカルと空中戦の強さを生かし、故松田直樹さんや中沢佑二さんらと共にクラブ伝統の堅守を支えた。18年間の現役生活。下部組織時代を含めれば24年間。何度も他クラブから誘いを受けたが、「自分にとっての家族。正しいとは限らないと思うが、一つのクラブに居続けたことは誇り。生まれ変わってサッカー選手になっても、またマリノスにいたい」と全うした。まだ詳細は決まっていないが、引退後も「マリノスのために」と、スタッフとしてクラブに残る見通しだ。

 引退を決断したのは「2、3週間前」。若手や外国人が台頭した今季はリーグ戦出場は0。「痛いところは一つもないが、気力がきつかった」。最も印象深いシーンには、「13年に(最終節で)優勝を逃したこと」を挙げた。だからこそこの日の練習前、「やり残したことがないと言ったらうそになるかもしれないが、優勝して終われれば悔いはない」と、全選手・スタッフに伝えた。

 後継者には、同じ下部組織出身で生え抜きの主将であるMF喜田拓也(25)を指名。喜田は「クラブにとって宝物のような存在。そういう人のために走って、戦う試合があってもいい。それが仲間であり、立派なモチベーション。一緒に優勝して最高の景色を見たい」。負けても3点差以内なら優勝できる。偉大なレジェンドのために―。15年ぶりリーグの頂点に立つ意義が、また一つ加わった。(田中 雄己)

 ◆栗原 勇蔵(くりはら・ゆうぞう)1983年9月18日、神奈川・横浜市生まれ。36歳。02年に下部組織からトップチームに昇格して以来横浜M一筋。日本代表では06年8月9日のトリニダード・トバゴ戦で初出場し、12年6月8日ヨルダン戦から2戦連続得点を記録。J1通算316試合16得点。国際Aマッチ20試合3得点。184センチ、80キロ。

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