1日に行われた東京五輪代表の3人目を選考するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ初戦となる福岡国際マラソンで2時間19分5秒の29位に終わった市田孝(27)=旭化成=が2日、福岡市内で取材に応じた。
新たな決意が芽生えた。市田は「このチャレンジした結果を、無駄にしてはいけない」と4度目のマラソンを振り返った。初めて自己記録を更新できなかったフルのレース。しかし、中盤までは日本新ペースを刻む先頭集団に食らいついた。35キロから40キロまでの5キロは21分22秒かかるなど後半は失速したが、MGC出場者ゼロに終わった名門・旭化成を背負う男の覚悟がにじんだ42・195キロだった。
マラソンの次戦は来年2月の延岡西日本マラソンを予定。勝ちきるレースで成長を見せる。