【横浜M】F東京との“優勝決定戦”へ、5戦連発のFW仲川がトップ浮上

前半8分、先制ゴールを決め(右から)松原、扇原に祝福される横浜M・仲川(手前=カメラ・清水 武)
前半8分、先制ゴールを決め(右から)松原、扇原に祝福される横浜M・仲川(手前=カメラ・清水 武)

◆明治安田生命J1リーグ第33節 川崎1―4横浜M(30日・等々力)

 横浜Mは敵地で川崎に4―1で大勝した。前半8分にFW仲川輝人(27)の出場5戦連続ゴールで、得点ランク首位に並ぶ今季15点目で先制。2位・F東京が浦和に1―1で引き分けたため、優勝は持ち越しとなったが、“優勝決定戦”となる最終節(7日・日産ス)では4点差以上の敗戦以外は、15年ぶり4度目の優勝という有利な状況となった。また、松本はG大阪に1―4で敗れて最下位に転落し、1年での降格が決定。磐田は名古屋に2―1で勝ったが、17位以下が確定し5年ぶりのJ2が決まった。

 15年ぶり優勝を決定づける一撃だ。前半8分、FW仲川はFWマテウスの突破に合わせてゴール前に侵入。「チーム練習してきた形」と左クロスを体ごと押し込み、得点ランク首位タイに浮上する今季15点目で先制した。

 歓喜に沸くアンジェ・ポステコグルー監督(54)やチームメートらとは対照的に、「高校まで在籍した古巣。いろいろな思いもある」と両手で制した後、左胸のクラブエンブレムをたたき、静かに喜んだ。後半24分にはFWエリキの得点を演出し、今季9アシスト目。「目標の1つ」に掲げていた得点+アシスト数=背番号(23)をクリアしたが、「当初は23得点を目指していた。まだ足りない」とさらに上を見据えた。

 前節・松本戦の勝利で今季初の首位に立ち、追われる立場になったが「重圧はなかった」。その理由を仲川は「自信」と言う。ポステコグルー監督就任1年目の昨季は伝統の堅守からGKまでもが攻撃の組み立てに参加する超攻撃的スタイルへと舵(かじ)を切ったが、浸透せずに12位と低迷。今季は上位進出が懸かるような試合などでも守りに入らず貫けたことで、チーム全員の戦術や思考が浸透。開幕から上位を維持できたことで自信を深めた。この日も「自分たちの力を出せばやれる」と王者相手に迷いなく攻め抜き完勝した。

 今季初の6連勝。2位のF東京が浦和に引き分けたため、“優勝決定戦”となる最終節は、4点差以上で負けなければ優勝が決まる。過去に2位と勝ち点3差から逆転Vを許した例はない。前回の対戦(6月29日)では4失点(2●4)した。次節はMF扇原が累積警告、FWマルコスジュニオールとMF大津も負傷で出場は微妙となるが、圧倒的優位は動かない。

 Jリーグでは、06年の最終節・浦和―G大阪以来2度目の優勝決定戦。すでに約6万4000枚が売り切れ、J1歴代最多動員(13年11月30日の横浜M―新潟の6万2632人)を更新することが濃厚だ。仲川は「勝って、超満員のサポーターと喜び合いたい。(守り抜くのは)うちの監督は、嫌いなんで(笑い)。攻めて攻めて攻め倒す」と言い切った。新生マリノスらしく、最後まで攻めて勝って笑う。(田中 雄己)

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