【清水】痛恨の逆転負けで崖っぷち…15位のまま16位・湘南と1差

スポーツ報知
C大阪に逆転負けし、J1残留がお預けとなりうなだれる清水イレブン(カメラ・豊田 秀一)

◆明治安田生命J1リーグ第33節 C大阪2―1清水(30日・ヤンマー)

 清水エスパルスはC大阪に1―2で逆転負けし、残留を決められなかった。順位は15位のままで、16位湘南との勝ち点差は1に縮まった。7日の最終節は勝ち点36で並ぶ鳥栖とホームで対戦し、勝てば残留する。2度目の降格が決まったジュビロ磐田は、ゲーム主将のDF大井健太郎(35)とMF山田大記(30)が来季の残留を明言。大井は1年での復帰をサポーターに誓った。

 清水がいよいよ崖っぷちに追い込まれた。6戦勝ちなしで16位湘南と勝ち点1差で最終節を迎えることになった。篠田善之監督(48)は「色んな所で詰めの甘さが出た。現実を受け止めないといけない」と絞り出した。

 前半18分、CKの流れからDFエウシーニョの30歳誕生日弾で先制したが、後半は暗転した。ほとんどの時間帯で押し込まれ続け、シュート数は2―13。同15分にMFヘナトアウグストが着地の際に左腕を痛めて退くと、防戦一方となり同30分、同34分にCKから失点。クリアが相手にこぼれたこともあり、GK大久保は「誰かのせいだったわけじゃない」と仲間をかばったが、はね返す力は残っていなかった。

 今季先制した試合は7勝2分け5敗。特に直近6戦で3度の逆転負けと試合運びのまずさが際立つ。この日、リードしたハーフタイムには湘南が勝っているとの情報が選手に伝えられたが、逆に混乱を招いた。MF金子は「(後半)攻めるのか守るのかはっきりしなかった」と証言。プレスをかけたい前線とブロックを作りたい守備陣で意思の疎通が図れず、間延びしてできた空間を好き放題使われた。金子は「同じ過ちを繰り返してしまった」と声を落とした。

 鳥栖と直接対決する最終節は勝てば自力残留できるが、決して楽な道ではない。この日、救急搬送されたヘナトは左腕を骨折しており出場は絶望的。さらに湘南の相手はすでに降格が決まった松本だけに“他力”は当てにできない。「湘南が勝つ前提で僕らも準備しないといけない」と金子。MF竹内主将も「チームのため、みんなを助けたい」と口元を引き締めた。17年も最終節までもつれたが、神戸に快勝して残留を決めている。全選手が死力を尽くし、J1にしがみつく。(武藤 瑞基)

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