師走競馬は伸び盛りのルーキー岩田望来に注目…G1親子競演も

岩田望来騎手
岩田望来騎手

 今年もあと1か月。周囲はリーディングや年度代表馬の話題で盛り上がり始めた。そんな中、師走競馬での大活躍を期待したい若武者がいる。今年3月にデビューした岩田望来騎手(19)=栗東・藤原英昭厩舎=だ。

 11月29日現在、通算34勝(うち地方2勝)。初勝利は競馬学校を卒業した栗東所属の同期4人で最も遅かったが、オープン馬を多数管理する名門厩舎のバックアップもあり、着実に成長。勝ち鞍は40勝を挙げる斎藤新騎手(18)=栗東・安田隆行厩舎=に次ぐルーキー2位につけている。

 近況を聞くと「レースの流れが分かるようになってきて、思い通りのポジションが取れることが増えました」と充実ぶりを感じさせる笑顔。現場でレースを見ていても、春に比べて思い切りが良くなり“遠慮”するような場面は、ほぼなくなっている。

 周囲の後押しに感謝しつつ「自分なりに成長できていると思います。少しずつでも信頼していただけるようになり、騎乗馬の質も上がってきていると感じます」と話す。国内外の名手が集結したジャパンC当日には、メイン直前の10R・ウェルカムSをヴァンドギャルドでV。1番人気の重圧に耐え、存在感を示した。

 11月のマイルCSではレッドオルガでG1初騎乗を果たし、12月8日の阪神JFにはヒメサマかボンボヤージのどちらかで参戦。エレナアヴァンティに騎乗予定の父・岩田康誠騎手(45)=栗東・フリー=とは史上2例目の「G1親子競演」となる。「小さい頃からずっと、大舞台で勝負強い父の姿を見てきました。親子で一緒に乗るというより、自分がそのステージに立てる喜びが大きいです」と声を弾ませる。

 一生に一度しかチャンスがない「JRA賞最多勝利新人騎手」の獲得にも「もちろん狙っています。みんな上手なので難しいとは思いますが、ベストを尽くして結果がついてきていれば」と意欲。地方を含めた見習い騎手が参加するヤングジョッキーズシリーズでも、ファイナルラウンド(12月27日、大井、12月28日、中山)進出を決めており、重要な戦いが続く。

 この年末、彼がどれだけ目立てるのか。楽しみながら見守りたい。(中央競馬担当・吉村 達)

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