高校野球でも「申告敬遠」来春センバツから導入…1週間500球以内球数制限も

甲子園球場
甲子園球場

 日本高野連は29日、大阪市内で理事会を開き、来年の第92回センバツ高校野球大会(3月19日から13日間)を含む春季大会から、高野連主催大会期間中の1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内とする球数制限の導入などを全会一致で承認した。来季から申告敬遠を適用することも決まり、球数には含まれない。3連戦を回避する日程を設定し、国体は21年の三重国体から実施を目指す。

 球数制限は500球となる打者完了まで投球可能とし、ノーゲームや再試合になった場合の投球数も含む。来春から3年間は試行期間とし、高校野球特別規則に付則してルール化するが、罰則は設けない。日本高野連の八田英二会長は「3年間猶予を見てゆっくり、というのは念頭にない。喫緊の課題。(500球が)緩すぎるという意見があれば、再検討しなければならない」と、説明した。

 3年後の見直しに向けて、都道府県連盟から夏の地方大会で全ての投手別投球データを収集する。甲子園大会と同様に地方大会でも、可能な範囲で準々決勝、準決勝後に登板した投手の関節機能検査実施を検討する。

 ◆八田会長、萩生田発言「届いていない」

 27日の衆院文部科学委員会で、萩生田光一文部科学相が「アスリートファーストの観点で言えば、甲子園での夏の大会は無理だと思う」と発言したことについて、八田会長は「スポーツ庁の方々に関しては、選手権大会の報告、有識者会議の情報提供、意見交換をさせていただいている。『高野連が決めることだ』という基本的なスタンスはお持ちだと思う。いろんな発言をされたことは知っておりますが、それ以上のことは文部科学大臣から私の方には届いておりません」と、話すにとどめた。

 ◆萩生田文科相、夏の甲子園の中止意図「全くない」

 萩生田光一文部科学相(56)は29日の閣議後の記者会見で、夏の甲子園大会に懸念を示した自身の発言に関し「夏の甲子園大会を中止すべきだと申し上げたつもりは全くない」と釈明した。同氏は27日の衆院文部科学委員会で、国際オリンピック委員会(IOC)のアスリートファーストの観点から「甲子園での夏の大会は無理だと思う」と答弁した。

 萩生田氏は日本高野連の有識者会議が答申した投球数制限を「評価したい」とした上で「猛暑日が続く近年の夏は高校生に過酷な環境だ。高野連は健康管理対策をもう少し考える必要がある」と指摘。試合開始時刻の前倒しやナイター開催、試合間隔の拡大などを検討するよう求めた。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請