星稜・林和成監督、センバツ4強へ「歴史を塗り替えたい」新チームに手応え

今秋シーズンを総括し「80点」と採点した星稜・林監督
今秋シーズンを総括し「80点」と採点した星稜・林監督

 来春のセンバツ高校野球(3月19日開幕、甲子園)出場を“当確”としている星稜の林和成監督(44)が、金沢市の同校で「とやま・いしかわ報知」のインタビューに応じた。昨秋に続いて石川県大会、北信越大会を制し、明治神宮大会にも出場した今秋シーズンを「80点」と採点。投打のキーマンや、長男の大陸(りく)内野手(2年)についても初めて語り、センバツへ向け「ベスト8の壁を破って星稜の歴史を塗り替えたい」と目標を掲げた。(取材・構成=勝田 成紀)

 ドラフト指名を受けた奥川恭伸(ヤクルト1位)、山瀬慎之助(巨人5位)の高校最強バッテリーが抜けても、星稜は強かった。18年春から続く石川県、北信越大会での無敗記録(1年生大会を除く)は、今秋で「46試合」に伸びた。

 「新チームがここまでいけるとは、正直思っていなかった。採点するとすれば『80点』をあげられるぐらい、生徒たちは頑張ってくれたと思います」

 今夏までは奥川を中心とした「投」のチームだったが、今秋は「打」を武器に白星を重ねた。公式戦10試合のチーム打率は3割7分1厘。昨秋の2割8分6厘を大きく上回った。主将の内山壮真捕手(2年)が5割3分8厘をマークして“首位打者”に。期待の1年生・中田達也外野手が18打点で“打点王”となった。

 「しっかり畳み掛ける攻撃ができたと思う。内山は主将の重責も抱えながら、自覚を持って頑張ってくれている。自分で考えながら、間合いの取り方やトップの位置などを少しずつ変えて、ボールを呼び込んで懐で振れるようになってきた。中田はスイングスピードは2年生を入れてもトップクラス。人格も素晴らしいので、奥川のように伸びていく要素があるタイプの子ですね」

 投手陣は、荻原吟哉、寺西成騎(ともに2年)のダブルエースと、1年生左腕・野口練が中心となり、防御率1・84の成績を残した。奥川が快投を連発した昨秋は1・07だった。

 「昨年はさすがにできすぎ。投手陣もそれぞれの持ち味を出してくれた。特にこの秋は、寺西の成長が大きかった。スピードだけじゃなくコントロールを重視したことで、バランスが良くなった。夏の甲子園での荻原の活躍を見て、寺西も『このままでは』という思いがあると思う。お互い負けず嫌いなところもあるし、最後の最後まで2人でエース番号を競い合って欲しい。冬の課題は、守備と個々のレベルアップ。年末には沖縄で合宿をするので、守備練習ばかりしようかなと思っている」

 林監督の長男で副将の大陸は、今秋に背番号14でメンバー入り。北信越決勝では公式戦初安打を放った。

 「グラウンドでは息子として意識することもなく、一選手としてフラットに見ている。ただ、家に帰ったら『お父さん』として話しているし、朝は近所の公園でノックもしている。(親子での甲子園出場の夢は)どの親御さんも、甲子園で子どもがプレーしている姿を見たいと思うだろうし、それは一緒。ただそこは実力主義。彼がどこまで頑張れるかですね」

 センバツ出場が決まれば、1981年春~83年春に並びチーム最多となる5季連続の甲子園出場となる。

 「生徒たちが本当によく頑張ってくれている。そこに尽きますね。結果を出している時こそ、謙虚な姿勢で自分とチームを見つめていかなければいけないと思う。センバツでは、星稜の歴史(最高成績)がベスト8(92、95、18年)なので、まずはベスト4。先輩方は夏の甲子園で準優勝の歴史を作ったが、今のチームができることは春ベスト8の壁を破ること。そうすれば、歴史が塗り替えられる。そこは、何としても目指していきたいですね」

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