【磐田】降格へ崖っぷち 異例の公開練習「チームにとっていいことと判断」

クロスに反応する磐田FW川又
クロスに反応する磐田FW川又

 30日に名古屋戦(ヤマハ)を控えたJ1最下位のジュビロ磐田が28日、試合2日前では異例の公開練習をヤマハで行った。名古屋に勝っても湘南が広島に勝てばJ2降格、引き分け以下なら他クラブの結果に関係なく降格が決まるが、スーパーサブとして起用が濃厚なFW川又堅碁(30)は必勝を誓った。同じく残留争いの渦中にある15位の清水エスパルスはC大阪(30日・ヤンマー)に向け非公開調整。DF松原后(23)が勝てば自力で決まる残留を誓った。

 何かを変えなくてはいけない。そんなせっぱ詰まった状況だからだろうか。気温は約10度、冷たい雨が降る中で、磐田が公式戦2日前では異例の公開練習だ。約120人のサポーターと報道陣が見守る中で、選手たちはひたすらボールを追っていた。

 練習を公開するのは月曜か火曜が多いが、試合直前はフェルナンド・フベロ監督(45)就任後初めて。今季は開幕した名波浩元監督(47)の時から、紅白戦を公開することは少なかったため、異例の措置だった。指揮官は「公開することがチームにとっていいことだと判断した」と話すのみ。詳細な理由は明らかにしなかった。

 約2時間の練習のうち約40分を紅白戦に使った。主力組1本目はDF大南拓磨(21)とGKカミンスキー(29)以外は前節札幌戦の先発と変わらなかった。

 スーパーサブの川又が勝利の鍵を握りそうだ。10月に左足を痛め離脱していたが、前節札幌戦では後半27分から出場。後半ロスタイムのPK獲得につながるボール奪取で、劇的勝利につながる仕事をした。この日の攻撃練習では、立ち位置を確認しながら、ポストプレーをこなし、前を向いてシュート。紅白戦ではサブ組のFWで起用された。「FWなので試合の流れを変えることが仕事。得点という結果を示していきたい」と意気込んだ。

 次節は、磐田が勝たなければ無条件でJ2降格が決定する。川又にとって古巣の名古屋は09年以来勝っていない難敵だ。名古屋も残留争い中とあって「お互い死にもの狂いでくる」と警戒。さらにホームでは今季わずか1勝だけとあって「ヤマハでなかなか勝ちがない。サポーター含めた磐田全員で気持ちの入ったプレーで勝利をもぎとりたい」と決意を示した。ホーム最終戦で、サポーターと喜びを分かち合う。(山田 豊)

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