【楽天】「ロッテの顔」からFA移籍の鈴木大地、負けん気の強さで逆境も乗り越えられる

楽天のユニホームを着てポーズをとる鈴木
楽天のユニホームを着てポーズをとる鈴木

 ロッテから国内FAで楽天入りを決めた鈴木大地内野手(30)が27日、楽天生命パーク内で正式契約し、入団会見を行った。4年契約で総額7億円。背番号はロッテ時代と同じ「7」に決定。慣れ親しんだ背番号を提示してくれた球団の誠意と、譲ってくれた辰己の厚意に感謝し、来季はキャリアハイを記録して恩返しすることを誓った。

 主将や選手会長を歴任するなど「ロッテの顔」である鈴木に対し“優等生”のようなイメージを持っていたが、実際は負けん気が強い男だと感じた。昨季は全試合出場を果たすも、今季はレアードの加入で開幕戦は出場なし。2015年から続いた連続試合出場も532で止まった。試合後は悔しさを押し殺し、バットを持って室内練習場へと向かった。

 これまでレギュラーを張ってきた看板選手が初めて抱いた危機感。並の選手なら心が折れていただろう。だが、大地は違った。「やるしかない。誰が見ても『大地が必要だ』と思ってもらえるように、認めさせるつもりでやる」。プライドを捨て、左翼にも挑戦した。逆境をはねのけ、140試合でグラウンドに立った。

 FA宣言した後の取材でチーム内外から「ロッテだからレギュラーでやってこられた。他に行けば無理だろう」という声を聞いた。大地本人の耳にもそういった“雑音”が入っていたかもしれない。新天地では周囲の期待もおのずと高まり、重圧もあるだろう。だが、不屈の男・鈴木大地ならどんな苦境でもきっと乗り越えられるはずだ。(ロッテ担当・長井 毅)

 ◆鈴木 大地(すずき・だいち)1989年8月18日、静岡・小山町生まれ。30歳。桐蔭学園から東洋大を経て2011年ドラフト3位でロッテに入団。遊撃でベストナイン2度、二塁でゴールデン・グラブ賞1度受賞。今季は主に一塁で140試合に出場。打率2割8分8厘、15本塁打、68打点はいずれも自己最高。通算1061試合に出場し、打率2割7分4厘、54本塁打、384打点。175センチ、79キロ。右投左打。

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