【報知映画賞】特別賞「翔んで埼玉」ご当地・埼玉1県で興収10億円超 武内監督「郷土愛を掘り起こした」

劇中の「埼玉ポーズ」で喜ぶ武内英樹監督
劇中の「埼玉ポーズ」で喜ぶ武内英樹監督
映画「翔んで埼玉」
映画「翔んで埼玉」

 今年の映画賞レースの幕開けを飾る「第44回報知映画賞」の各賞が27日、発表された。特別賞にはカルト的な人気で話題になった「翔んで埼玉」が選ばれた。表彰式は12月中旬に都内で行われる。

 埼玉県を中心に関東地方の自虐ネタで社会現象を巻き起こした「翔んで埼玉」の武内英樹監督(53)は「埼玉県民の郷土愛を掘り起こして、それが全国に広がった。本当にうれしいですよ」と顔をほころばせた。

 興行収入は約37・5億円を記録した。「最初はヒットどころか、企画が通るかも分からなかったので、30億円なんて想定外です」。中でも“ご当地”の埼玉県では10億6000万円を突破。「1県で興収10億円なんて極めて異例というか、ありえない数字」と驚く。

 自身は神奈川生まれ、千葉育ち。イジり加減に細心の注意を払い「やり過ぎたら埼玉で暴動が起きるんじゃないかと心配しましたよ」。名門私立高校が舞台だが、「虚構の世界をド真面目に大河ドラマのように」と二階堂ふみ(25)、GACKT(46)を起用して浮き世離れしたファンタジーの世界観を演出した。

 他県から「翔んで〇〇を」という声も寄せられるが、「埼玉県民は寛大なんですよ。春日部の家が竪穴式住居とか、どんなにイジっても笑って許してくれる。ほかの県ではそうはいかないでしょう」とやんわり否定した。(有)

 ◆武内 英樹(たけうち・ひでき)1966年10月9日、神奈川県生まれ、千葉県育ち。53歳。90年にフジテレビに入社し制作部に配属。ドラマ「神様、もう少しだけ」(98年)、「電車男」(2005年)、「のだめカンタービレ」(06年)、「デート~恋とはどんなものかしら~」(15年)などを担当。映画監督としての代表作は「テルマエ・ロマエ」(12年)、「今夜、ロマンス劇場で」(18年)など。

 ▼特別賞 興行成績や話題性が評価。「とにかく最初から最後まで面白かった。『翔んでGACKT』を堪能した」(見城)、「今年を代表する作品の一つ。GACKTの異様な存在感を放った怪演はよかった」(田中)。

 ◆翔んで埼玉(武内英樹監督) 埼玉県民の自虐ネタを盛り込んだ魔夜峰央氏のギャグ漫画が原作。都内の高校を舞台にエリート都民の百美(二階堂ふみ)と隠れ埼玉県民の麗(GACKT)の愛と革命を描いた物語。東京を巡る埼玉VS千葉の抗争が関東各県を巻き込む大騒動に。

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