ヤマハ最年長投手・大野「ほほえみ王子」は地元開催に意気込む

ブルペンで投げ込むヤマハ入社8年目の左腕・大野投手
ブルペンで投げ込むヤマハ入社8年目の左腕・大野投手

 早大と慶大の野球部現役とOBが出場するオール早慶戦が30日、初めて浜松球場で行われる。早大OBの大野健介投手(30)=ヤマハ=は地元開催にモチベーションが高い。

 ほほえみ王子が真顔になった。大野は「ヤマハでは苦しんだけれど、現役でいられた。初めて浜松で行われるオール早慶戦で、成長した姿をみせたい」と表情を引き締めた。前回出場した15年のオール早慶戦(ナゴヤD)では2回1失点で敗戦投手になった。オール慶大は明治神宮大会で日本一になったメンバーもいる。「手強いはず」と警戒した。

 早大の小宮山悟監督は、大野が早大4年だった11年から特別コーチを務めており、「投手は目をつぶってでもストライクを取らないといけない」、「ボール球でストライクをとらないといけない」と助言された。同年秋の東京六大学リーグで、最優秀防御率獲得につながった。

 今年はヤマハで最年長投手。「毎年プレートの位置を変えたり、新しい球種を取り入れたり、シフトチェンジしています」。静商、早大時代は直球とカーブなどのコンビネーションが投球スタイルだったが、今は最速144キロの直球が武器。救援としてチームの2年ぶりの日本選手権出場に貢献した。

 静商2年の時、夏の甲子園の1回戦(対八幡商)で2失点するも、完投勝利。2回戦は福知山成美(京都)に7回4失点で敗退したが、ピンチでも笑顔を絶やさず、同大会で「ハンカチ王子」と呼ばれた早実・斎藤佑樹(現日本ハム)に対し、「ほほえみ王子」と呼ばれた。すでに30歳になり、6月に第1子となる長男も誕生。「父親になったので、責任感もってプレーをしたい。来年につながる投球をしたい」。170センチのサウスポーがライバルを迎え撃つ。(山田 豊)

 ◆大野 健介(おおの・けんすけ)1989年10月9日、東京・中野区生まれ。30歳。小2から野球を始めた。静岡商では1年秋からエース。2年生だった06年夏、同校を32年ぶりの甲子園出場に導く。早大では4年秋の最優秀防御率。12年にヤマハ入社。170センチ、73キロ。左投左打。家族は妻と長男。

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