【ヤクルト】松田スカウトが新人王・村上を祝福「ムネ、新人王おめでとう」

スポーツ報知
指名あいさつを受け、色紙に「感謝」と記す九州学院高の村上宗隆

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 最優秀新人(新人王)には、セからヤクルトの村上宗隆内野手(19)、パからソフトバンクの高橋礼投手(24)が選ばれた。九州学院高(熊本)時代、村上の成長を3年間見守ってきたのがヤクルトの九州地区担当、松田慎司スカウト(51)だ。投手出身ながら、関西地区担当時代は履正社高・山田哲らも担当。「本当に縁ですね」と当時の思い出を明かし、祝福の声を寄せた。(構成・田島 正登)

 ムネ、新人王おめでとう。努力した結果がこういう形になって、陰ながらうれしい限りです。何年後かにこれぐらいのレベルになると思っていたけど、まさかここまでとは。予想をはるかに上回りました。

 最初に見たのは1年春で一塁手だったかな。すぐ捕手におさまりました。印象に残る本塁打は高3の6月頃の海星戦。小川SDら4、5人で見にいった試合でいきなり左中間に打って、ワッとなったんです。ドラフトはシーズンで96敗した年で、1位は早実の清宮君。履正社の安田君もいて、外れ1位は投手という報道もあったけど、最終的に橿渕スカウトグループデスクが「高校生でこのレベルは出ない」と順位付けして、村上の指名で一致しました。

 目の前に清宮君がいたことも大きいと思います。(高校の)坂井監督は常に「お前は清宮より下だから」と言っていたと聞きました。だから、「僕は頑張らないといけない」というコメントが多い。高3の引退後も1日しか休まず、ずっと練習していたそうです。主将、捕手をやって、ケース打撃では監督より声を出して引っ張っていました。

 タイプは違うけど、山田哲と共通するのは2人ともけがをしない。そこが一番。1年目からどこが痛いと言わず、メニューを全部こなしていた。練習に対するスタミナがずば抜けています。

 これから村上のマネをする子供が出てくるかもしれないし、目標にされる選手になってほしい。もっともっと上を目指して、球界を代表する選手になってほしいと願っています。

 ◆松田 慎司(まつだ・しんじ)1967年12月17日、兵庫県出身。51歳。報徳学園高を経て、西濃運輸から92年ドラフト2位で日本ハム入り。96年にダイエー、98年にヤクルトに移籍し、01年の日本一に貢献した。03年で現役を退き、07年からスカウト。現役時代は通算194登板で6勝7敗1セーブ。左投左打。

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