千代の富士超え最年長Vの白鵬、誓った優勝「50回」

九州場所で43回目の優勝を飾った白鵬は、次の目標を「50回優勝」とし、色紙に記した(カメラ・岩下 翔太)
九州場所で43回目の優勝を飾った白鵬は、次の目標を「50回優勝」とし、色紙に記した(カメラ・岩下 翔太)
白鵬と千代の富士の比較
白鵬と千代の富士の比較

 大相撲の九州場所で4場所ぶりに優勝した横綱・白鵬(34)=宮城野=が千秋楽から一夜明けた25日、福岡市内のホテルで会見を行った。14勝1敗で43度目の賜杯を抱いた横綱は、目標に掲げる優勝回数を「50回」と宣言。元横綱・千代の富士が持つ横綱としての最年長V記録(年6場所制となった1958年以降)、35歳5か月の更新と共に、次世代の角界の顔として期待する朝乃山(25)=高砂=ら若手の壁となることを誓った。

 白鵬が、未知なる記録への挑戦を宣言した。九州場所で史上最多、43度目の優勝を決め、千秋楽から一夜明けの会見。次に目指す優勝回数を問われると、「んんん。今の目標は45…わからないけど、50回。ですかね」。じっくり言葉を選びながらも、力強く言い切った。

 50回目は最短でも、2021年初場所の達成となる。以前から土俵入りを熱望する東京五輪までの現役続行は明言していた。だがこの日、「(50回達成は)2年後か3年後かわかりません、ということは東京オリンピックを越すな」とニヤリ。“延長”を示唆すると共に、「令和元年11月25日、皆さんの前で言ったこと忘れないでね」と、念押しまでした。

 1958年以降では年長4位の34歳8か月での優勝。横綱としての最年長Vは千代の富士の35歳5か月で、さらに上がある。「本当にすごい。考えられない」と謙遜するが、昭和を代表する横綱超えも一つの目標。若手の台頭で世代交代の波が押し寄せる中、「周りから『もういいだろう』と思われてるかもしれない。そういうわけにはいかない」と、プライドをのぞかせた。

 強い思いを示しつつ、若手ホープには「朝乃山さん」と四つ相撲の代表格を指名。成長に目を細めるとともに、「『型を持って型にこだわらない』。朝乃山関は、これが今後大切になっていくんじゃないかと思う」と金言を贈った。

 9月に日本国籍を取得してからも初優勝。初日の北勝富士(八角)戦でかかった懸賞19本(手取り57万円)全てを、台風19号で被災した宮城・大崎市に寄付することも明かした。「日本人になって、何かできることはないか」と思い立ったという。令和元年を優勝という結果で終え、その存在感は衰え知らず。「壁があれば、相撲道の発展のために、角界を引っ張っていける。そういう存在になっていけるのかなと」。最強横綱は、まだまだ前進し続ける。(大谷 翔太)

九州場所で43回目の優勝を飾った白鵬は、次の目標を「50回優勝」とし、色紙に記した(カメラ・岩下 翔太)
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