笑福亭鶴瓶がテレ東55周年ドラマ主演で吉田茂役…白洲次郎役は生田斗真

テレ東開局55周年ドラマで吉田茂を演じた笑福亭鶴瓶(左)と白洲次郎役の生田斗真
テレ東開局55周年ドラマで吉田茂を演じた笑福亭鶴瓶(左)と白洲次郎役の生田斗真

 落語家の笑福亭鶴瓶(67)の主演で、来年にテレビ東京開局55周年記念の同局系ドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」が放送されることが24日、発表された。戦後日本を復興に導いた希代の政治家を演じ、側近の白洲次郎は俳優の生田斗真(35)が演じる。

 これまで故・森繁久彌さん(09年死去、享年96)が映画「小説吉田学校」(83年)、渡辺謙(60)がNHK「負けて、勝つ」(12年)など、数々の俳優が演じてきた役どころ。鶴瓶は「やると決まった時から声がガラガラ声になって、ヨメさんにも『吉田茂さんが降りてきたんじゃないか』って言われました」と風貌を含めて自身の適役ぶりを自負。「人たらし」とも言われた性格も鶴瓶そのものだ。

 来年は戦後75年という節目でもある。外交官を経て、1945年の終戦後の東久邇宮内閣で外務大臣を務め、46年に第45代内閣総理大臣に就任した吉田茂。「年を取ると権力にしがみつくようになっていくんですけど、それによって晩年を汚すという部分が、人間味があって更に面白い」と標準語に苦悩しながらも、役柄の魅力にとりことなり撮影にのめりこんだようだ。

 演技にも力がこもった撮影に、鶴瓶は「講和条約を締結して演説の下読みをするシーン。本当に『日本は独立するんだ』って気持ちになって声を出して泣きました。(吉田茂の)そこまでの過程や苦労を踏まえた上で、この『独立』という言葉を見たときに自然と涙が出た」と振り返った。共演の生田も、そのシーンに「すごかった。人のお芝居を見てここまで心震えたことがあっただろうかっていうくらい、感動して衝撃でした。ちょっと生涯忘れないだろうなというシーンでした」と俳優人生の中でも特別な瞬間となったようだ。

 生田は、放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」で戦中から戦後を生きた主人公・金栗四三の盟友・三島弥彦の熱演が話題となった。今作で演じる白州は、吉田茂の側近でGHQ司令長官マッカーサーをしかりつけるなど対等に渡り合い、「従順ならざる唯一の日本人」と言われた人物だ。「自分なりの日本を愛する気持ちと、何よりも吉田茂という男に惹かれた、歳は離れているんですけど友情に近いような関係性っていうのを、僕と鶴瓶さんの中で出せていければなと」と演技に込めた思いを明かした。

 鶴瓶とは番組共演ほか、プライベートでも親交があるという。「特に晩年、吉田茂にものを言える人はそんなに多くなかった。でも白洲さんは物怖じせずにきちんと意見を言っていた方だと思うので、その辺の吉田茂との距離感を出せればいいなとは思って演じました」と生田。2人だからこそ描き出せた吉田茂、そして白洲次郎を、それぞれ手応え十分に送り出す。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請