箱根連覇狙う東海大の両角速監督が年代別3位 東京で大迫傑と師弟対決?

丹沢湖ハーフマラソン5キロ50代の部で転倒しながら3位になった東海大の両角速監督
丹沢湖ハーフマラソン5キロ50代の部で転倒しながら3位になった東海大の両角速監督

 第96回箱根駅伝(来年1月2、3日)で連覇を狙う東海大は24日、神奈川・山北町で行われた丹沢湖ハーフマラソンに練習を兼ねてゲストランナーとして参加した。3つのグループに分かれて、設定されたペースで起伏の激しいコースを走り込んだ。メイン種目のハーフマラソンが行われる前、両角速監督(53)は5キロの部に参加。18分31秒で走破し、50代の部で3位になった。

 ハーフマラソンのスタートに向けて準備していた東海大ランナーの前に両角監督は息も絶え絶えで帰ってきた。5キロを全力で走り抜き、50代の部で“銅メダル”を獲得。「すごいじゃないですか!」選手からは感嘆の声が上がった。

 指揮官は自らの激走で選手の気持ちを盛り上げると同時に有益な情報を選手に伝えた。「路上に降り積もっている落ち葉は滑るぞ。気をつけよう」。そう言う両角監督の左膝からすねには大きな擦り傷があった。

 「3キロ地点で、落ち葉を踏んで滑って転倒した。選手の代わりに私がケガをした。良かった」と笑顔。指揮官が身を持って得た情報のお陰もあり、この日、参加した22選手は全員がほぼ予定通りのタイムで無事にゴール。前日(23日)の八王子ロングディスタンス1万メートルを28分37秒36で走ったばかりの鬼塚翔太(4年)も元気に完走した。

 東海大時代はエースとして鳴らした両角監督は1989年に卒業後、実業団の日産自動車、ダイエーなどで走り続けていたが、95年に長野・佐久長聖高の体育教師、監督に就任したことを機に現役引退。その後、自身のランニングから遠ざかり、学生時代には60キロだった体重はマックス86キロまで増量した。しかし、昨年の夏以降、選手指導の合間を縫ってランニングを再開。1か月で500キロも走り込むこともあり、今年の箱根駅伝で悲願の初優勝を遂げた時には69キロまで減量し、東京・大手町のゴールでは、選手の手によって高々と宙を舞った。

 今季、両角監督は自身にも、さらなる練習を課し、体重66キロまで体は絞られた。今後も、はだの丹沢水無川マラソン(12月1日、神奈川・秦野市)のハーフマラソン、高根沢町元気あっぷハーフマラソン(来年1月12日、栃木・高根沢町)の10キロ、そして東京マラソン(来年3月1日)で42・195キロに挑戦する。「東京マラソンでは日本記録保持者の大迫傑と勝負したいね」と冗談交じりに佐久長聖高の教え子との“師弟対決”を熱望した。

 もちろん、本業の指導にも抜かりはない。この日もレース終了後、すぐに選手を引き連れ千葉県内で行う強化合宿に向かった。箱根駅伝連覇に向け、選手ともに走り続けている。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請