田中恒成の兄・亮明が薄氷の勝利 東京五輪予選の代表切符獲得

52キロ級で全日本制覇した田中亮明はチャンピオンベルトを肩に笑顔
52キロ級で全日本制覇した田中亮明はチャンピオンベルトを肩に笑顔

◆ボクシング 男子全日本選手兼2020年東京五輪予選・代表決定戦最終日(24日、鹿児島・阿久根市総合体育館)

 20年東京五輪の実施種目となる6階級で決勝戦が行われ、52キロ級(フライ)で、プロボクシング3階級制覇・田中恒成(畑中)の兄・亮明(中京高教)が坪井智也(自衛隊)に3―2で競り勝って、2大会ぶり3度目の全日本制覇を果たした。

 恒成も観客席で見届けた大一番で薄氷の勝利となった。判定で軍配が上がると両手両膝をついて歓喜。直後に相手陣営から再審を求められビデオで審議に。さらに落雷で会場が停電となり、審議の結果が出るまで約15分間も待たされた。亮明は「判定が出るまでマジで頭が真っ白になったんで、うれしいです」と喜んだ。観客席には昨年6月に結婚した百美さん(26)がおり、感涙した。

 今大会から五輪階級の優勝者に贈呈されるチャンピオンベルトを腰に巻いた亮明は「このベルトは支えてくれた奥さんにプレゼントします」と感謝した。初の五輪となる20年東京へ向け、「フライ級は強い選手ばかりだった。その人たちに勝って僕が日本代表としてみんなの分まで東京五輪を盛り上げたい」と決意を語った。

 ◇ボクシングの東京五輪への道 日本は男子は6階級(フライ、フェザー、ライト、ウェルター、ミドル、ライトヘビー)、女子はミドル級までの5階級で出場を目指す。来年の五輪アジア・オセアニア予選(2月、中国・武漢)か、世界最終予選(5月、パリ)で出場枠を自力で獲得した選手が獲得。同予選の出場権は、男子は全日本選手権優勝者、女子は世界選手権出場者と全日本優勝との決定戦(12月8日、都内)で決める。自力で出場権の獲得に失敗した階級は、開催国枠(男4、女2)で五輪予選の結果が良かった選手を最優先にする。

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