【楽天】今季限りで現役引退の戸村がファン感で引退セレモニー “困った時のトム”は来季、球団打撃投手に

引退セレモニーで、青山と松井に花束を贈呈される楽天・戸村(右から2番目)と西宮(同3番目)
引退セレモニーで、青山と松井に花束を贈呈される楽天・戸村(右から2番目)と西宮(同3番目)

 楽天のファン感謝祭が24日、楽天生命パークで行われ、今季限りで現役引退する戸村健次投手(32)と西宮悠介投手(28)が引退セレモニーを行った。

 戸村は立大から09年のドラフト1位で楽天に入団。15年には7勝を挙げるなど、主に先発として通算107試合に登板して17勝25敗1ホールド、防御率4・35。今季は6試合に登板して0勝0敗、防御率6・32だった。来季から球団の打撃投手を務める。

 戸村の引退スピーチは以下のとおり。

 「本日はこのような場を用意していただきまして、球団関係者のみなさま、並びに選手のみなさま、そして本日お越しくださいましたみなさま、本当にありがとうございます。

 この場をお借りいたししまして、ご報告とごあいさつをさせていただきます。私、戸村健次は今シーズン限りをもちまして現役を引退することを決めました。思い返せば10年前、ドラフト1位という高い評価をいただいてこのプロ野球という世界に入ってまいりました。しかしながら、その評価に見合うような大きな成績を残すことができず、ファンのみなさまに喜んでいただけるような試合を数多くお見せすることができませんでした。今はとても悔しい気持ちでいっぱいです。

 何とか、このプロ野球という世界で生き残っていきたいと、そういった思いで必死に挑戦してまいりましたが、気づけばこの10年間、楽しいことと思うようなことはほとんどありませんでした。ですが、この登板前の緊張感や試合中の熱気というものが感じることができなくなると思うと、とても寂しいです。

 また私は、ファンのみなさまとの距離というものをとても大事にしてきました。これまで応援してくださったファンのみなさま、本当にありがとうございました。みなさまの期待には、ついに応えることはできませんでしたが、私はここ東北が、宮城が、そして仙台が大好きです。

 あの震災から立ち上がった東北のみなさまの強さや勇気、楽天が初優勝した時の東北をあげての盛り上がりや熱さ。そして、チームがどんな時でも大きな声援をくださった優しさや思いやり、そういったものを選手として一番近くで感じることができて、私は本当にこの楽天イーグルスに入団することができてよかったと心からそう思います。

 戦力外通告を受けた時、私は他球団での現役続行を希望しておりました。しかしこうして引退を決断してみると、生え抜きとしてこの楽天イーグルスでプロ野球生活を終えることができるということは、本当に幸せなことなんだと改めて思います。

 そして、そのプロ生活を一番近くでいつも支えてくれた家族、特に妻には本当に感謝してもしきれません。今後、私の第二の人生が始まっていきますが、次は私が家族を、そして妻を支えていきたいと、そう思っています。

 最後になりますが、今後につきましてはとてもありがたいことに、またこの楽天イーグルスでお世話になることになりました。裏方として、陰ながらではございますが、全力で、そして情熱を持って、このチームを支えていきたいと、そう思っております。まだまだこのチームは強くなります。ぜひ、今後とも楽天イーグルスをずっと応援してください。

 10年間、この楽天イーグルスで野球ができて、本当に幸せでした。“困った時のトム”と呼んでくれて、うれしかったです。本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願い致します」

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