【横浜M】5連勝で15年ぶりの歓喜へ王手 仲川「自分たちは全部勝つだけ」

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第32節 松本0―1横浜M(23日・サンアル)

 横浜Mが15年ぶりの栄冠に王手をかけた。敵地で松本と対戦し、前半2分にFW仲川輝人(27)が今季14点目となる先制弾を奪取。そのまま1―0で逃げ切った。F東京が引き分けたため、開幕直後を除き、2013年の第33節以来約6年ぶりの首位浮上。次節の川崎戦(30日・等々力)に勝ち、F東京が浦和に敗れれば最終節を残して4度目の優勝が決まる。F東京は約3か月ぶりのホーム戦で16位の湘南を迎えたが、試合終了間際のDF森重真人(32)の得点で1―1。悲願の初タイトル獲得を前に、手痛いドローとなった。

 すごみが凝縮されていた。前半2分。FW仲川は右サイドからドリブルを開始。「松本は、ディフェンスに人数をかける」という読み通り、対峙(たいじ)したDFの後方にも複数の相手選手が控えていた。それでも足を止めない。「人数が多い分、誰が(マークに)いくかハッキリしない」。頭数がそろっていることを逆手にとり、果敢なカットインで惑わせた。フェイントで緩急を利かせ、最後は力みなく左足を振り抜き、ネットを揺らした。頭脳的なゴールで優勝に王手をかけた。

 自身が出場した試合では4戦連発で、自己記録を更新する今季14点目。昨季は9得点中2点だった左足での得点数を6点に伸ばし、利き足である右足の得点数に並べた(頭1点、その他1点)。今季の開幕前。「得点パターンを増やすため、左足の精度にフォーカスする」と掲げた。

 全体練習後にもシュート練習を反復。GK朴と話し込み、シュートを打つタイミングやコースを練った。日々、仲川のシュートを受ける朴は「同じ振りからスピードを打ち分けられるし、タイミングもずらせる。さらに、コンパクトな振りから速いシュートも打てる。そんなことができるのは、テル以外には(名古屋FW)ジョーぐらいしか見当たらない」と明かした。シーズンを通して磨いた“技”を大一番でも発揮し、今季初の5連勝に導いた。

 3位以内を確定させ、来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権を獲得。次節・川崎に勝利し、F東京が敗れれば最終節を残して15年ぶりJ1制覇が決まる。アンジェ・ポステコグルー監督(54)は「テルの素晴らしいゴールですごく良い勝利を得たが、何も変わることはない」と冷静に語り、仲川も「自分たちは全部勝つだけ」と表情を崩さずに言った。15年間待ちに待った瞬間に、最高の笑顔を爆発させる。(田中 雄己)

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