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【無良崇人の目】技術点で100点どれだけ超えるか

スポーツ報知

◆フィギュアスケート グランプリシリーズ 第6戦 NHK杯 第1日(22日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 羽生選手はジャンプに安定感があり、スピンやステップも加点をつけながらしっかりレベルを取れていました。全体的にいい動きをしていたと思います。4回転トウループ―3回転トウループでは、1回目の着氷後にこらえる形から、しっかりと3回転をつけた。これはとても難しく、2回転になってしまうのとは得点も大きく違ってきます。自己最高(18~19年GPロシア杯の110・53)には約1点足りませんが、これは誤差のようなもの。フリーにつながる好演技と言っていいでしょう。

 今の羽生選手にとって、自分が出した点を超えることがモチベーション。フリーの見所は、一つ一つのジャンプやステップにどれだけ加点を得られるかです。動きを見ても体の状態も良く仕上げられていて、今できる最大限の構成で臨んでくるはず。技術点で、100点をどれだけ超えられるかが目安になってきます。(14年四大陸選手権優勝)

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