芳村真理、夫の認知症は「神様のプレゼント」…10年間の介護生活を初告白

芳村真理
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 女優の芳村真理(84)が22日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)に出演し、昨年12月に死去した夫・大伴昭氏(享年89)が晩年の10年間、認知症にかかっていたことを初めて告白した。

 日本ポラロイド社長などを歴任し、世界的実業家だった大伴氏と芳村は1964年、知人の紹介で出会い、68年に結婚。ともに再婚で、互いの子供たちと4人暮らしを続けてきた。大伴氏が引退した2007年、神奈川・茅ヶ崎市へ引っ越したが、09年に大伴氏が急におとなしくなったという知人の指摘を受け、病院に行ったところ「遺伝性の認知症」と診断、告知された。大伴氏の母親も晩年は認知症だったという。

 病状は徐々に進行し、告知から1年たったある日、自宅内で「あなたは何で、そこに座っているんですか? いつまでここにいるんですか?」と大伴氏から聞かれ、芳村が誰なのかも分からなくなった夫にショックを受けた。思わず家を飛び出してから約3時間後に帰宅すると、大伴氏は「ママ、どこに行ってたんだよ。心配したよ」と話し、正常に戻っていた。しかし、その後は芳村の作った料理に「おれはこんなの頼んでない」と竹刀を持ち出して怒るなど、さらに悪化。「(警察に)通報しますよ」と芳村が言い返すこともあったそうだ。

 反省した芳村は、夫の言動について「何があってもすべてを肯定する」と決意。食事をとったことを忘れ「まだ食べてない」と言う夫の話などをそのまま受け止めて会話し、時には「お手伝いさん」になりきった。夫が近所を徘徊(はいかい)して警察に保護されるなどしたため、施設を約2年かけて探し、職員が大伴氏の部下役を演じてくれる施設に預けた。

 施設には家族が度々訪れ「おしゃれと会話」を欠かさないよう心掛けたが、18年に入ってから大伴氏は衰弱して入院、。11月には自分で栄養がとれなくなり、「胃ろう」による延命も選択肢だったが、芳村ら家族は自然のままにすることを決めた。12月には夫の好きだったフランク・シナトラの音楽をかけながらバニラアイスを食べさせる「最後のデート」を病室で行い、亡くなった当日は家族一同が集まって思い出話をしながら、大伴氏の死をみとったという。

 芳村は「最期までおだやかでした。認知症って病気は(いろいろなことを)忘れていくんですから、神様のプレゼント。よかったなといつも思っている」と振り返った。

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