【ロッテ】“リアル半沢直樹”山室球団社長が退任へ 河合オーナー代行が兼任

ロッテ・山室晋也球団社長
ロッテ・山室晋也球団社長

 ロッテは22日、河合克美代表取締役オーナー代行(67)が12月1日に代表取締役オーナー代行兼球団社長に就任することを発表した。14年から球団社長を務めた山室晋也氏(59)は同日付けで取締役に異動。来年3月の任期満了をもって取締役も退任することが決まった。

 山室氏はみずほ銀行の支店長時代は常に好成績を記録。16期中15期で表彰を受ける快挙を達成するなど、エリート街道を歩んできたことから当時、流行したドラマの主人公にかけて“リアル半沢直樹”と呼ばれた。

 みずほ銀行を退職した際は数多くの企業からヘッドハンティングを受けたが「既に経営的に上向きになっている企業よりも自分が力を出して上向きにさせられる企業を選んだ」と、好待遇を蹴った。着任前は20億~30億円ともいわれていたが赤字球団に13年11月に顧問として入り、14年に現職に就いた。

 身長186センチの敏腕新社長は高校時代はラグビー部に所属したバリバリの体育会系。ただ、「野球のことは分からないから」と、現場には口出しせず「経営のことだけ考えてきた」と観客動員数を上げるために手腕を発揮してきた。他球団に負けないファンサービスを打ち出し、スポンサー回りにも奔走した結果、18年に球団史上初となる単体での黒字化に成功。今季も推定8億円規模の営業利益を見込んでいる。

 山室氏がこだわってきた観客動員数は就任前の13年に126万439人だったが、今季は球団最多となる166万5891人まで増員。16年ドラフト会議では史上初となる外れ1位で5球団競合の末、桜美林大・佐々木千隼を引き当てた。さらに翌17年も外れ1位で3球団競合の末、履正社高・安田尚憲を引き当てる強運も見せた。

 山室氏は球団を通じコメントを発表。「社長として6年間、責務を全うさせていただき、ありがとうございました。千葉ロッテマリーンズはさらなる成長をするために、次のステージへと向かう時となりました。この6年間で様々な方々と様々な事に取り組み、色々なことを一緒に作り上げることができたことは素晴らしい時間であり、貴重な思い出となりました。何よりも12球団一のファンの皆様と分かち合えた勝利の喜びはこの上ないものでした。千葉ロッテマリーンズの更なる成長を願っています」

 数多くの功績を残してきた名物社長が惜しまれつつ、球団を去る。(長井 毅)

野球

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請