中京大中京・高橋宏、「修正力」発揮で初優勝 最速150キロ右腕

6回から登板した中京大中京2番手の高橋宏
6回から登板した中京大中京2番手の高橋宏

◆明治神宮野球大会 ▽高校の部・決勝 中京大中京4―3高崎健康福祉大(20日・神宮)

 高校の部では、中京大中京(東海・愛知)が高崎健康福祉大高崎(関東・群馬)との接戦を制し初優勝した。2番手で登板した最速150キロ右腕・高橋宏斗(2年)が、6回からの4イニングを無安打で締め、目標に掲げていた“神宮制覇”を達成した。

 初の栄冠がかかった大一番で、高橋宏は「修正力」を発揮した。1点リードの6回から2番手でマウンドに上がり、4回を投げノーヒットピッチング。「夏に愛知大会の準決勝で負け、一番高いところに目標を設定した」と初優勝の胴上げ投手となった喜びをかみしめた。

 この日の最速は145キロと本調子ではなく「直球は今ひとつだった」と振り返った。17日の準々決勝で、最速150キロを更新し、明徳義塾・馬淵史郎監督(63)が「直球は松坂よりいい」とうなったが、決勝では「打たせて取る」ことを心がけた。奪三振0ながら、テンポ良く投げ込んだ。

 2日前の反省も生かした。天理との準決勝で変化球を打たれたのを糧に、試合前のブルペンでは変化球をいつもより10球多く投げてキレを増し、結果につなげた。主将の印出太一捕手(2年)も「1年秋から出て、たくさんの負けを経験している。大会にかける思いは強かった」とたたえた。

  • 優勝し胴上げされる中京大中京・高橋監督(カメラ・竜田 卓)

    優勝し胴上げされる中京大中京・高橋監督(カメラ・竜田 卓)

 春夏合わせ甲子園11度の優勝を誇る名門だが、2009年夏の甲子園制覇からは頂点には遠ざかっていた。「強い中京大中京」復活へ、今夏からユニホームを96年まで使用していたデザインに復刻。高橋源一郎監督(40)も「愛着とプライドを持っている。そういう流れを、今の子たちがくんでくれたかな」と喜んだ。今大会の優勝は、チームとして「小目標」であり、目指すは来春、夏の連覇と国体優勝。新たな歴史を刻む一歩を踏み出した。(中間 卓也)

 ◆高橋 宏斗(たかはし・ひろと)2002年8月9日、愛知・尾張旭市生まれ。17歳。三郷小2年から三郷ファイターズで野球を始め、投手。6年の時にドラゴンズ・ジュニア入り。尾張旭東中では豊田シニアに所属し、全国16強。中京大中京に進み、1年夏からベンチ入り。2年春から背番号1。今秋は東海大会まで6試合に登板し41回を投げ47奪三振、防御率0.44。183センチ、79キロ。右投右打。

6回から登板した中京大中京2番手の高橋宏
優勝し胴上げされる中京大中京・高橋監督(カメラ・竜田 卓)
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