加藤学園「神宮枠」でセンバツ出場チャンス 米山監督「ONE TEAMでいく」

スポーツ報知
秋季東海大会2回戦の近大高専(三重)戦、延長10回2死三塁のピンチをしのぎ、仲間と喜ぶ加藤学園のエース・肥沼(中央、10月27日)

 秋季高校野球東海大会4強の加藤学園か藤枝明誠が来春のセンバツに出場することが濃厚となった。明治神宮大会(高校の部)決勝で20日、東海地区代表の中京大中京(愛知)が高崎健康福祉大高崎(群馬)を4―3で下して優勝。これにより東海地区はセンバツでの「神宮枠」を獲得し、出場枠は2から3に増えた。エースの肥沼竣(2年)を中心に東海大会準決勝で県岐阜商と接戦を見せた加藤学園か、県大会を制した藤枝明誠か。県勢のセンバツ出場が決まれば18年の静岡高以来2年ぶり。出場校は来年1月24日に発表される。

 加藤学園1年生19人は、沼津市にある東芝機械総合グラウンドで浮かれることなく練習を行った。雨宮快成捕手(1年)は「中京大中京の優勝は、授業の合間に知った。クラスも沸いていた」と振り返る。だが米山学監督(41)は「あくまでも可能性が出たという話。いつもどおり一日一日、練習を全力で行うだけ」と引き締めた。

 肥沼、勝又友則主将ら2年生18人はハワイに修学旅行中で真珠湾やダイヤモンドヘッドなどを巡っている。2年生はLINEのグループで「中京大中京が勝った!」「チャンスが来た」と送ってきた。6000キロを越え、興奮している様子が伝わってきたという。

 層を厚くする。勝てばセンバツ出場当確だった東海大会準決勝では県岐阜商に5回までに3―0でリード。だが、先発の肥沼投手が打たれ延長10回の末、3―4で敗れた。県大会以降はすべて肥沼1人で投げていた。

 指揮官は「東海に出ているチームはどこも2枚以上の投手がいる。エースの肥沼に続く投手が出てこないといけない」。加藤健太郎(2年)、樋口巧、岩間昂生、吉村海音(ともに1年)らの台頭を期待。岩間は「肥沼さんが昨年の冬に体重を10キロ増やしたように、体づくりをしたい」と意気込んだ。

 温暖な気候を生かし、例年通り冬も紅白戦やノックなどボールを使った練習を行う。指揮官は「うちにスターはいない。まさにラグビー日本代表のONE TEAMでいきます」と意気込んだ。(山田 豊)

 ◆過去の東海地区の神宮枠 センバツにこの枠が新たに設けられたのは03年。同年秋の明治神宮大会(優勝は愛工大名電=愛知=)では、東海大会の準決勝で敗れた常葉菊川が翌年選ばれた。09年秋(優勝は大垣日大=岐阜=)も、東海準決勝敗退の三重を選出。ただし、07年秋(優勝は常葉菊川)は、準決勝で敗退の常葉橘、三重が選出されず、2回戦敗退の宇治山田商(三重)が選ばれている。

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