慶大・中村、先頭打者弾で母校との“ダブル優勝”に王手

1回無死、左翼席ソロ本塁打を放った慶大・中村健人
1回無死、左翼席ソロ本塁打を放った慶大・中村健人

◆明治神宮野球大会第5日 ▽大学・準決勝 慶大6―1城西国際大(19日、神宮)

 大学の部準決勝は、関大(関西5連盟第1・関西学生)が東海大(関東5連盟第2・首都大学)を延長10回タイブレークの末に破り、優勝した1972年以来、47年ぶりの決勝へ進んだ。慶大(東京六大学)は、中村健人右翼手(4年)の先頭打者本塁打などで城西国際大(関東5連盟第1・千葉県大学)に快勝。中村は、20日の決勝で高崎健康福祉大高崎(関東・群馬)と対戦する母校・中京大中京(東海・愛知)とのアベックVを狙う。

 手応えは申し分なかった。内角ツーシームを捉えた打球をにらみながら、慶大・中村はゆっくり走り始めた。ファウルを心配した打球はポールの内側、左翼席に着弾。先制の初回先頭打者弾に「近い球に体がうまく反応してくれた。最高の仕事ができました」と笑った。

 力が入る再会があった。開会式で母校・中京大中京の高橋源一郎監督(40)に「頑張ろう」と声をかけられた。その母校も決勝に進出。「お互いに日本一を目指しているチームだと思う。(高橋監督が)僕のことも見てくれているかな」と母校と慶大の“ダブル優勝”を願い、狙っていく。

 19年ぶり4度目の優勝を狙うチームにとっても大きな復調だ。秋季リーグ戦は打率1割7分1厘。「右手が余計なことをしていた」とリーグ戦終了後、技術面から見直してきた。「ブレーキになっていたので何とか大爆発したい」。6回にも中前打で出塁し、大きな3点目の生還。今大会は2試合で5打数4安打1打点、3四球と絶好調。15年ぶりの決勝進出の立役者となった。

 胴上げも大きなモチベーションだ。リーグ戦優勝も、早慶戦の連敗でシーズン終了。大久保秀昭監督(50)の胴上げは、お預けとなった。「『神宮大会で上げてくれ』と言われた。監督を胴上げするぞという大会」と言い切ったリードオフマン。神宮に舞う2人の恩師の姿を、大学最後の思い出にする。(山口 泰史)

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