巨人・山口のメジャー挑戦は米国でも報じられている。大リーグの移籍情報などを扱うサイト「トレード・ルーマーズ」は「山口がポスティングを申請へ」という見出しで、トップで掲載。横浜(現DeNA)時代に救援経験があることや、今季最多勝や最多奪三振に輝いたことが記された。
起用法について、米メディアは先発ローテの3~5番手、またはリリーフを推す声が多い。メジャーの先発は日本より登板間隔の短い中4日でローテを回していくことが多いが、スタミナは問題なく対応できるタイプ。さらにヤンキース・田中のスプリットのように、落ちる変化球のフォークを得意としているのは、メジャーでも十分通用する可能性を秘めている。
現在32歳。脂の乗り切った年齢とあって、発展途上のチームよりも世界一を狙うチームにフィットしそうだ。大谷の所属するエンゼルスは今季、規定投球回に達した投手がおらず、ヤンキースも先発の充実をポイントに挙げており、調査に乗り出す可能性が高い。
ただ、今オフはアストロズ・コール、ナショナルズ・ストラスバーグ、ジャイアンツ・バムガーナー、ドジャース・柳賢振ら大物先発投手がFAで移籍市場をにぎわせており、移籍先決定は時間がかかる可能性も。場合によっては昨オフのマリナーズ・菊池のように年をまたぐかもしれない。