中京大中京・高橋宏の直球「松坂よりいい」コールド負けの明徳・馬淵監督が絶賛

明徳義塾を7回無失点に抑えた中京大中京・高橋宏
明徳義塾を7回無失点に抑えた中京大中京・高橋宏

◆明治神宮野球大会第3日 ▽準々決勝 中京大中京8―0明徳義塾=7回規定によりコールドゲーム=(17日・神宮)

 高校の部は中京大中京(東海・愛知)の高橋宏斗投手(2年)が、自己最速を更新する150キロをマークし、明徳義塾(四国・高知)を7回4安打で完封。コールド勝ちへ導く毎回10奪三振の快投に、明徳義塾・馬淵史郎監督(63)も「直球は松坂よりいい」とうなった。高崎健康福祉大高崎(関東・群馬)は2戦連続のタイブレークで明豊(九州・大分)を下し、中京大中京とともに4強進出。大学の部では城西国際大(関東5連盟第1・千葉県大学)、慶大(東京六大学)が準決勝に駒を進めた。

 外角スライダーで10個目の三振を奪うと、高橋宏は真っすぐベンチへ戻りかけた。コールド勝ちを告げられ整列すると、ようやく笑みがこぼれる。強豪・明徳義塾を相手に7回コールドで4強進出。4安打、毎回10Kでの完封勝ちに「自分のリズムで投げることができました」とうなずいた。

 初回から全力だった。「後ろにはいい投手がいる。初回にピークを持っていくつもりでした」と、初回1死三塁のピンチで、この日の球場表示の最速148キロの直球で空振り三振。145キロを超える直球を連発し、巨人のスピードガンでは自己最速を2キロ更新する150キロもマークした。ソフトバンク・千賀を参考に、左足を上げる際に三塁側に顔を向けるフォームから、落差のあるツーシーム、スライダーも織り交ぜ、相手打線に隙を見せなかった。

 敵将も賛辞を惜しまなかった。明徳義塾・馬淵監督は「いいで。今年試合した中ではNO1。球が低いのと、球に威力もある。直球の球筋がいい。スピードガン以上に威力があった。直球は松坂よりいい」と激賞。視察した楽天・後関スカウト部長も「順調にいけば、上の方で名前が挙がる可能性はある」と評価した。

 初戦で星稜を破り、勢いもあった明徳義塾を圧倒。それでも、高橋宏は「まだできると自分では思っている。70~80点」とこの日の投球を自己採点した。今後の目標には“神宮制覇”と“155キロ”を掲げた右腕。目前のトーナメントを戦い抜き、チームとしても個人としても、世代NO1を目指していく。(山口 泰史)

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