【U22】久保建英「攻撃に厚みが足りなかった」コロンビアに完敗、国内初陣を飾れず 

相手ディフェンス陣の徹底マークに突進を阻まれた久保建英(中央=カメラ・岩崎 龍一)
相手ディフェンス陣の徹底マークに突進を阻まれた久保建英(中央=カメラ・岩崎 龍一)

◆国際親善試合 U―22日本0―2U―22コロンビア(17日・エディオンスタジアム広島)

 サッカーU―22日本代表は国内初陣となった親善試合でU―22コロンビアに0―2で完敗した。A代表の活動を回避して招集されたMF堂安律(21)=PSV=、MF久保建英(18)=マジョルカ=がダブル先発も攻撃陣が機能せず無得点。後半に2失点を喫し、完封負けした。A代表の経験から堂安は戦う姿勢の欠如、久保は危機感を強調。東京五輪での金メダル獲得に向けた道のりは、どん底からのスタートとなった。

 試合後の取材エリア。堂安は厳しい言葉を並べた。見せ場ない敗戦を「球際で負けすぎている。チーム全体がボールを受けるのを怖がっていた」と憤った。ガムシャラさに欠けたチームの姿勢に警鐘を鳴らしたのだ。五輪世代の代表に初参戦したが、「A代表の方が体を張る。シュートブロックでも(吉田)麻也くんや冨安はボールを体に当ててブロックするのがうまい。後ろの(酒井)宏樹くんは体がボロボロになっても僕に預けてくれる」。日の丸を背負う責任と実際のプレーとの隔たりを痛感した。

 東京五輪で頂点を目指す、この代表が17年12月に発足後初の国内開催の一戦。動きの硬さは否めず、中盤でボールロストを繰り返し、屈強なコロンビアへの寄せの甘さから2失点。観客2万6019人から、ため息ばかりがこぼれた。

 若いチームを引っ張る自覚は空回りした。U―22代表で初めて同時先発した堂安と久保は高速ドリブルでゴール前に迫る格の違いを見せたが、前半は1トップのFW上田を含めて前線で孤立。堂安が「僕とタケ(久保)にボールが入って前を向いても3人しか選択肢がなかった」と語れば、久保も「前半は攻撃に厚みが足りなかった」と反省。攻め手に欠いた。

 相手のサイド攻撃に押され、両ウィングバックが攻め上がれず5バック状態に。ボランチも含めて前線への攻撃参加が少なく、ことごとく相手の鋭い寄せにつぶされた。後半から布陣をA代表と同じ4―2―3―1に変更して活性化したが、1点が遠かった。

 同代表は12月に長崎で親善試合を行い、来年1月にU―23アジア選手権(タイ)に出場するが、毎回ベストメンバーで連係を深められる確証はない。久保が「それが代表。言い訳せずにやっていく」とした一方、堂安は「参加しないと限界はある。難しさを感じた」と融合に不安を募らせた。

 東京五輪まで約8か月。「現実を見つめ直さないといけない。良かった点を挙げるなら、負けたことで危機感が生まれる」と久保。“最低の船出”を糧に金メダルを追い求める。(星野 浩司)

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