金沢学院大・松井、0封リベンジ「ゼロに抑えてチームを勝たせる」

スポーツ報知
2回戦に備えブルペンで20球を投げた金沢学院大のエース・松井

 明治神宮野球大会で16日に北陸大学連盟勢として34年ぶりの勝利(8〇5九産大)を挙げた金沢学院大(北陸・東海3連盟/北陸)が17日、東京・文京区の東大球場で、18日の2回戦・関西大(関西5連盟第1/関西学生)戦へ向けて2時間の練習を行った。九産大戦で先発した右腕・松井友飛(ともたか、2年)=穴水出=は、1回1/3、4失点で降板。高校通算0勝の無名投手からプロ注目の本格派エースに急成長した189センチの大器は、「次は自分がゼロに抑えてチームを勝たせる」と雪辱を期した。

 初めての全国の舞台は、松井にとって「100点満点で10点か20点ぐらい」と不完全燃焼に終わった。決め球のカーブでストライクが取れず、高めに浮いたカウント球のカットボールを痛打された。最速146キロの直球も142キロ止まりで、打者12人に4安打、4四球、4失点でマウンドを降りた。「北陸リーグと違って観客も多くて、どこか緊張してしまった」と振り返った。

 頼もしい仲間が、リベンジの機会を作ってくれた。楽天からドラフト5位指名を受けた九産大の154キロ右腕・福森耀真(4年)=北九州出=を攻略し、5回に一挙5得点で逆転勝利。打撃陣は神宮大会の速球投手対策として、打撃投手が13メートルの近距離から投げる球を打ち込んできた。主将の比嘉翼二塁手(4年)=健大高崎出=は「いつも松井に助けてもらっているが、昨日(16日)は打線でいいところを見せられた」と胸を張った。

 松井は石川・穴水高で、1勝も挙げることなく3年間を終えた。部員が9人に満たない時期もあり、公式戦の半数以上はコールド負けだった。しかし今は、頼れる打線がいる。「次は自分がゼロに抑えてチームを勝たせてあげたい。まだまだ4年生と野球がやりたい」と誓った。

 神宮でプロの世界に進む福森と投げ合い「球のキレがすごくて『これがプロに行く人か』と生で感じることができた。追いつけるように頑張りたい」と意識も高まった。「せっかく全国に来たので何かを残さないと、今後の自分の成長にもつながらない」。北陸の下克上エースの本領発揮は、これからだ。(勝田 成紀)

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