舛添要一氏、安倍首相は「難しい問題があっても周囲を信頼して任せる」という性格

舛添要一氏
舛添要一氏

 安倍晋三首相(65)の在職日数が20日に通算2887日となり、桂太郎元首相の記録を106年ぶりに塗り替えて史上最長になる。第1次政権は早期退陣し、再登板以降も現在野党から追及を受けている「桜を見る会」問題など数多くの批判を集めながら、なぜ長期政権を築けたのか―。舛添要一元東京都知事(70)が「安倍論」を語った。

 歴代最長の在職記録を持つ桂太郎はかつて「ニコポン宰相」と言われました。政敵であっても「ニコニコして肩をポン」とたたく。桂太郎の人間的な魅力を現したニックネームです。

 安倍さんと石破さんと比較した場合、どちらが桂太郎に近いかと言えば、安倍さんでしょう。安倍さんは「難しい問題があっても周囲を信頼して任せる」という性格です。安倍政権下で、雇用はある程度安定し、先進国で人手不足で困っているのは異例のことです。多くの人が失業で食えないという状況でもありません。そうした経済状況も長期政権を後押ししたと言えるでしょう。

 安倍、福田、麻生内閣で厚生労働相として働きました。当時はねじれ国会で国会運営に苦労したのを覚えています。2009年、自民党は政権を失いました。ただ、民主党への政権交代は大失敗だった。その後、安倍政権が誕生し、支持率も低迷することはありませんでした。最近では2閣僚の辞任とか「桜を見る会」問題とかいろいろありますが、野党の支持率は一向に伸びていません。

 党内を見渡しても敵がいません。かつての「三・角・大・福・中」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)のような派閥の均衡もありません。党内分裂も官邸の力が強いので、考えにくい。野党共闘もまだまだ不完全。政権交代は、まだまだ先の話になりそうです。(談)

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