区間賞→即練習、好調の藤本拓がMGC9位から大逆転で五輪狙う

トヨタ自動車の藤本は中部・北陸実業団駅伝1区で区間賞→即練習→ファンにサインと忙しい一日を過ごした
トヨタ自動車の藤本は中部・北陸実業団駅伝1区で区間賞→即練習→ファンにサインと忙しい一日を過ごした

 中部・北陸実業団駅伝が17日、愛知・田原市はなとき通り発着の7区間80・5キロで行われ、中部地区はトヨタ自動車が3時間55分38秒で、北陸地区はYKKが4時間2分26秒でそれぞれ優勝した。トヨタ自動車の服部勇馬(26)は東京五輪マラソン代表選考会(MGC、9月15日)で2位に食い込み、代表に内定した後の初レースとして出場。最終7区(11・8キロ)を34分39秒で走破し、貫禄の区間賞を獲得した。もうひとりの注目がトヨタ自動車が誇るスピードランナーの藤本拓(30)。MGC9位だった藤本はMGCファイナルチャレンジを兼ねる福岡国際マラソン(12月1日)に参戦する。五輪代表となるためには日本新記録の2時間5分49秒が最低条件。「日本記録にチャレンジし、代表を狙います」と意欲的に話した。

 トヨタ自動車の“斬り込み隊長”藤本は気力、体力がみなぎっていた。1区(12キロ)を34分52秒で区間賞を獲得すると、わずかな休憩の後、中継所に隣接した白谷海浜公園陸上競技場で8000メートルのペース走を敢行。2週間後の福岡国際マラソンに向けて入念に走り込んだ。

 国士舘大時代、春のビッグゲームの関東学生対校5000メートルで、早大の大迫傑(現ナイキ)や明大の鎧坂哲哉(現旭化成)に競り勝ち、連覇を果たした。スピードを持ち味に昨年3月のびわ湖毎日でマラソンデビュー(2時間15分30秒)。2戦目となった同年10月のシカゴマラソンでは一気に2時間7分57秒まで記録を更新した。今年9月に30歳を迎えたが、佐藤敏信監督(57)は「まだまだ伸びしろはある」と、その潜在能力を高く評価する。

 MGCは2時間13分58秒で9位。2位で五輪代表に内定した同じチームの後輩、服部とは2分22秒差だった。藤本は大逆転で3枠目を狙っている。「(日本記録を超える)1キロ2分58秒でペースメーカーが30キロまで引っ張ると聞いているので、そこまでついていきたい」と意欲的に話す。30歳の果敢なチャレンジが注目される。

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