【侍ジャパン】稲葉監督、先発・山口にV託す 総力リレーで“韓”封だ

決勝で先発する山口はキャッチボールで調整した(カメラ・池内 雅彦)
決勝で先発する山口はキャッチボールで調整した(カメラ・池内 雅彦)

◆プレミア12 スーパーラウンド 日本10―8韓国(16日・東京ドーム)

 猛烈な追い上げを食らいながら、稲葉監督は我慢を重ねた。思考のど真ん中には、常に決勝戦があった。勝ちパターンの投手を温存し、“前哨戦”を逃げ切った。「とにかくあした(17日)勝つために今日の試合を戦いました」。大一番は17日。09年WBC以来の世界一を懸け、満を持して必勝リレーを繰り出す。

 ファイナルの先発は山口に託す。開幕戦、スーパーR初戦、決勝戦を任せる構想は、直前合宿から描いてきたVプラン。東京Dで最終調整した右腕は「力強い打線。乗せるとつながるので丁寧に投げたい。内容より結果を求めてやります」と使命感を口にした。

 第2先発にはサブマリン・高橋礼が中4日でスタンバイ。稲葉監督は「どんどんつないでいく」と早めの継投を視野に入れる。イニング途中には左キラーの嘉弥真、右キラーの大竹を準備させつつ、終盤はこの日温存した甲斐野―山本―山崎の方程式で締めくくる青写真を描く。

 決勝をにらみ、数々のテストも遂行した。韓国の各打者に対し、あえて得意なコース、球種を試して反応を確かめた。「あしたにつながる材料も引き出せた」と村田バッテリーコーチ。肌で感じ、痛みを伴って得た情報をチームで共有し、ラスト一番に挑む。

 稲葉監督は「決勝という素晴らしい場所で悔いなく、全員で結束力をもって戦いたい」と目に炎を宿した。準決勝・韓国戦の1敗に泣いた第1回大会から4年。あと1勝で日本野球が世界の頂に返り咲く。(宮脇 央介)

野球

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請