【侍ジャパン】坂本、宿敵・韓国に頂上決戦でリベンジ決意…「プレミア12」17日に決勝戦

韓国戦に向けティー打撃で調整する坂本勇(カメラ・橋口 真)
韓国戦に向けティー打撃で調整する坂本勇(カメラ・橋口 真)

 「プレミア12」に出場中の侍ジャパン・坂本勇人内野手(30)=巨人=が15日、宿敵・韓国にリベンジを果たして世界一を勝ち取る決意を示した。韓国がメキシコを下し、決勝戦(17日・東京D)のカードが日韓戦に決定。日本は16日のスーパーラウンド(R)最終戦から韓国と連戦になる。第1回大会(15年)の1次R韓国戦で本塁打を放ちながら、準決勝の同カードで痛恨の逆転負けを味わった坂本勇は、雪辱の思いと世界一への野望を同居させて、運命の大一番に挑む。

 頂上決戦で雪辱を果たす時がきた。都内で行われた全体練習。フリー打撃などで最終調整を終えた坂本勇は、韓国との決勝戦に向けて静かに闘志を燃やした。

 「本当に強いライバル国。(前回の)悔しさを忘れず、チーム一丸になって頑張りたい。どんな内容でもチームが勝つことだけを考えてプレーしたいです」

 苦い記憶がある。15年プレミア12で、日本は準決勝で韓国と対戦。8回まで3点リードも9回にまさかの4失点。逆転負けで世界一の夢が途絶えた。勇人は「2番・遊撃」で先発出場し、3打数無安打1打点。「本当に悔しい思いをした」と振り返るほど、脳裏にはあの戦いが刻まれている。

 だからこそ、狙うは4年前の再現弾。前回大会は開幕戦となった1次Rでも韓国と対戦し、勇人は記念すべき大会1号をマーク。今大会は不振が続いたが、13日のメキシコ戦で3安打を放つなど状態は上向きだ。

 相手は決勝戦に梁●種、金広鉉の左のWエースがスタンバイする可能性もあるが、「何とか一本でも多く安打を打てるように」と闘志。韓国・メキシコ戦を東京Dで観戦した稲葉監督も、「決勝戦は総力戦になる。とにかく世界一になるためにやっていく」と語気を強めた。

 “29人目”の仲間のためにも世界一をつかむ。10月31日のカナダとの強化試合で、同学年の秋山が右足骨折のため戦線離脱。勇人にとっては「刺激をいつももらう」存在が、ミーティングで「優勝のシャンパンファイトにはゴーグル持参で参加します」と口にした。その思いを聞き、「いい形で迎えられるように頑張りたい」。スーパーRにも応援に駆けつけてくれる仲間と、最後に喜びを分かち合う。

 14日は都内で歯医者と美容院へ行くなど静養に努めた。16日のスーパーR・韓国戦は“消化試合”となるが、その翌日には大一番が待っている。これまで日本のプロ選手が出場した韓国戦は通算12勝12敗と互角。「気持ちの高ぶりもある。今年はもうあと2試合だけなので、最後にもう一個スイッチを入れて頑張りたい」。勇人のバットが世界一への道を切り開く。(後藤 亮太)

 ※●は王ヘンに玄

 ◆稲葉監督、手の内見せない

 侍ジャパンの稲葉監督はこの日、日本の決勝進出と相手が韓国に決まったことを受け、17日の決勝戦に全力を尽くす考えを示した。“消化試合”となった16日のスーパーR最終戦に続き、韓国と2連戦になるため、「手の内を見せるのか見せないのか。全て出し切って勝つというより、決勝でどう勝つか考えていった方がいい」と話した。稲葉監督ら首脳陣は全体練習後に韓国・メキシコ戦(東京D)を視察。宿敵の戦力を目に焼きつけ、大一番に備えた。

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