関西ジャニーズJr.の7人組「なにわ男子」が15日、初の全国ツアー「なにわと一緒に#アオハルしよ?」(7か所24公演)のパシフィコ横浜公演を行った。前日に開幕。この日は来年1月12、13日に関西Jr.総勢100人で京セラドーム大阪公演「関ジュ 夢の関西アイランド~遊びにおいでや!満足100%」を行うことを発表。8月8日に東西Jr.総出演で東京ドーム公演を行ったが、関西Jr.単独のドーム公演は初めて。
ライブ中盤の公開記者会見の直前、同じ関西Jr.「Aぇ!group」「Lil(リトル)かんさい」も駆けつける中、スクリーンにドーム公演決定が映し出された。本人たちにもサプライズだった。コントのようにステージに倒れ込むメンバー。西畑大吾(22)は涙をにじませながら「夢の場所。(結成から)1年でこれだけ愛されるグループになれるなんて」と喜んだ。
現役高校生3人を含む7人組は、昨年10月に結成。関西ローカルで冠レギュラー番組「なにわイケメン学園」(関テレ=各週月曜・深夜0時55分)を持つなど、関西を中心に活躍。今ツアーは追加公演発表前の段階で倍率約70倍の208万席の応募が殺到。CDデビュー前ながら圧倒的な人気を誇る。前日とこの日は関東地区で初コンサートでもあった。オリジナル曲「アオハル―With U With Me―」ほか、嵐「Love so sweet」、SMAP「オレンジ」など32曲で5000人の“なにふぁむ”(ファンの通称)魅了。大西流星(18)は「新たな1ページになった」と充実をかみしめた。
グループ単独で来年1月3~5日に大阪城ホールでツアーの追加公演も決まった。ステージ全体のプロデュースは関ジャニ∞の大倉忠義(34)が手がける。1年ほど前にライブを見て、ジャニー喜多川さん(享年87)に直訴してプロデュースに乗り出した。「関西勢で初めての“キラキラ系”。僕たちのJr.の時より実力もはるかに上回っていて、ちょっと嫉妬」と想像を超える活躍に舌を巻いた。