【HAKONE LIFE】選手のパフォーマンス向上のため“暗躍”の仕掛け人

露木慎吾氏
露木慎吾氏

 ◆ランニング界で流行タイツも仕掛けた露木慎吾さん(51)

 最近、従来のランニングパンツではなく、タイツで走る選手が急増している。その中でも人気のブランドが「2XU(ツータイムズユー)」。アドバイザーを務める露木氏は「5キロで10・6秒短縮できるというデータがあります」とアピールする。

 陸上界でタイツを流行させている仕掛け人は2年前までサングラスの人気ブランド「オークリー」に勤務。メジャーリーガーのイチローさん、大谷翔平らの契約に深く関わった。女子プロゴルフ宮里藍さんが宮城・東北高3年時の2003年にツアー優勝を果たした直後、女子高生プロになった時も所属契約やクラブ契約に先駆けてサングラスの使用契約を実現させた敏腕だ。

 かつて箱根駅伝でも歴史に残る“名(迷?)シーン”を演出した。

 01年大会で法大の徳本一善(現駿河台大監督)が2区で首位浮上。当時では珍しくサングラスをかけての快走だった。戸塚中継所で待っていた露木さんは、日本テレビのヒーローインタビューを受けることになった徳本監督に対し、レース中に使用した物とは別のサングラスを手渡した。頭の上から装着するウルトラマンのような奇抜なデザインだった。全国のお茶の間のテレビの前で度肝を抜かれた駅伝ファンは多かった。

 「あの時、徳本君のヒーローインタビューの画面はすぐに小さくなりましたね。その後、早大の先輩でもある瀬古利彦さん(現日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)にすごく怒られましたよ」と露木さんは愉快そうに振り返る。

 仕事ぶりは派手だが、確固たる信念を持っている。「サングラスもタイツもアスリートのパフォーマンス向上に必ず役立っています」。今後も陸上界だけではなくスポーツ界で“暗躍”するつもりだ。

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