【巨人】サイド転向の鍬原、1回7球3人斬り「まずは結果。最終的に先発ローテ」

9回から登板した鍬原は、3者凡退の1回無失点でサイドスローの実戦デビューを飾った(カメラ・泉 貫太)
9回から登板した鍬原は、3者凡退の1回無失点でサイドスローの実戦デビューを飾った(カメラ・泉 貫太)
鍬原の今季の投球フォーム
鍬原の今季の投球フォーム
9回2死、代打・日暮を空振り三振に打ち取った鍬原
9回2死、代打・日暮を空振り三振に打ち取った鍬原

 巨人の鍬原拓也投手(23)が14日、ニュースタイルで圧巻の投球を披露した。ソフトバンクとの練習試合(サンマリン宮崎)で9回から登板。今キャンプ中にサイドスローへ転向後、初めて打者相手に投げて3者凡退。制球難が課題の右腕だが、全7球がストライクゾーンにまとまった。最速は148キロを計時。今季は中継ぎでの起用も「先発ローテーションに入りたい」と目標を定めた。

 鍬原は恐れず、思い切り腕を振った。“ニュー鍬原”になってから初めての実戦だ。「もう打たれてもいいやって感覚で」。等身大の自分で打者と向き合った。テンポよくリズムを刻み、わずか7球で3者凡退。試合後は安堵(あんど)の笑みがこぼれた。

 9回からの登板。先頭の育成・黒瀬を2球で追い込み、最後は140キロの直球で見逃し三振。川瀬を1球で二直、最後は代打・日暮を空振り三振に斬って取った。課題だったボールのばらつきもなく、全7球をストライクゾーンに突き刺した。球速は最速148キロをマーク。カットボールとフォークも1球ずつ投げ「ある程度まとまっていてホッとしました。打者に投げる感覚は実戦の方が良かった」とうなずいた。

 9日のブルペンで首脳陣らの助言を受け、サイドスローへの挑戦を決断。野球を始めた小4から中3までの6年間はサイドスローで、約9年ぶりの“ぶっつけ本番”だった。ユーチューブで斎藤雅樹さんや、高津臣吾(現ヤクルト監督)、日本ハム・秋吉、韓国・林昌勇の動画を見てフォームを研究し、プレートの立ち位置など試行錯誤しながらイメージを膨らませた。

 周囲からも新たな姿に称賛の声が飛んだ。“原タワー”に登り、正面から投球を見守った原監督は「安心感があったよね。気分よく投げているように見えた」と話し、バッテリーを組んだ高山も「良い所が消えずに課題(制球)が良くなった。球も強い」と太鼓判を押した。

 ちょうど1年前は守護神候補として期待されていたが、今季の1軍登板は15試合に終わった。来季の目標を問われ「先発ローテに入ることです」と言い切った。「両方経験させてもらって一番やりたいのは先発なのかなと。まずは与えられた所で結果を残したい。最終的に先発ローテーション入ればなと思います」と、力強く話した。

 “平成の大エース”と呼ばれた斎藤さんもサイド転向後に頭角を現した。2020年の巨人の“新兵器”となるか。進化した鍬原に期待がかかる。(玉寄 穂波)

9回から登板した鍬原は、3者凡退の1回無失点でサイドスローの実戦デビューを飾った(カメラ・泉 貫太)
鍬原の今季の投球フォーム
9回2死、代打・日暮を空振り三振に打ち取った鍬原
すべての写真を見る 3枚

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請