【記者の目】五輪マラソン周回案は賢明な判断…走って感じた警備と観客移動スムーズさ

北海道マラソンのスタート地点
北海道マラソンのスタート地点

 組織委員会の周回コース検討は、賢明な判断だと思う。ベースとなる北海道マラソンのコースを自分の足で確かめた上で、5日付本紙で周回を提案したのは、警備領域の広さや競技役員配置の面で現行コースが五輪には難しいのではないかと感じたからだ。市中心部なら地下鉄網も発達し、役員や観客の移動もスムーズになる。東京からの移転劇で、コスト面も厳しい目にさらされる。警備と費用に折り合いをつける周回案は、現実的な着地点だろう。

 これで、市北部の新川通りはコースから外れる公算が高まった。札幌移転が決まって以降「単調だ」とか「景色が映えない」とか、心ない批判を浴びてきた区間だ。走った身として力説したいのは、新川沿いは市民マラソンとしては北海道らしい素晴らしい場所だった。川越しに山並みも映え、起伏もない。往復13キロの長い折り返しなので、行き交う市民ランナー同士励まし合うこともできる。運営面に左右される五輪には合わなくても、北海道マラソンの名物であり続けるだろう。

(陸上担当・細野 友司)

警備と移動容易に…賢明な判断

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