里見香奈女流5冠「まだまだ実力不足です」深紅の和服姿で新タイトル「清麗」就位式

トロフィーを手に笑顔の里見香奈清麗
トロフィーを手に笑顔の里見香奈清麗

 将棋の第1期清麗就位式が12日、東京都港区のグランドニッコー東京台場で行われ、里見香奈清麗(27)=女流名人、女流王座、女流王位、倉敷藤花=が初代タイトル就位者として出席した。

 ヒューリック杯清麗戦は今期から女流7つめのタイトル戦として誕生した新棋戦。2敗失格システムを初採用した予選を勝ち上がった里見は、8~9月に行われた5番勝負で甲斐智美女流五段(36)を3連勝で下し、史上初の女流6冠に輝いた。

 深紅の和服に身を包んだ清麗は「新しいタイトル戦が出来ることが発表された記者会見の日、夕食を食べる前に知ったんですけど、食事の味もしないくらいに励みになり、一生懸命頑張ろうと思いました」と、ほのぼのした謝辞を述べた。

 5番勝負第2局の舞台となったのは、2017年に羽生善治九段(49)が永世7冠を達成した際の対局場だった鹿児島県指宿市の旅館「指宿白水館」。現場を訪れた日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(50)は「羽生さんの永世7冠記念碑が建っているので、記念写真を撮ってきました」と和やかなジョークを披露。さらに「里見さんが手渡し(選択権を相手に委ねる指し手)をする一手があったんですけど、羽生さんの手渡しを見ているようで、嫌な思い出が甦ってきました」とライバルの第一人者を重ねて、里見の実力を称えた。

 初の女流6冠となった里見だが、女流王将戦3番勝負で西山朋佳2冠(24)にタイトルを奪われて5冠に後退。現在、再び西山を挑戦者に迎えて女流王座戦5番勝負(現在0勝1敗)と、伊藤沙恵女流三段(26)に挑戦を受けている倉敷藤花戦3番勝負(同1勝0敗)と防衛戦が続いている。今後に向け「まだまだ実力不足ですが、女流棋界にタイトルがひとつ加わったことを励みに少しずつでも成長していけたらと思います」と抱負を語っていた。

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