天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」を生中継したNHK総合の10日の特別番組で、パレードが行われた午後3時からの1時間の平均視聴率が関東地区で27・4%を記録したことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった(関西地区は23・0%)。民放5系列の平均視聴率の総計18・1%を加えると45・5%。宮内庁によると、天皇、皇后両陛下は多くの祝福に感謝しておられるという。
女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルで現役慶大生のトラウデン直美(20)が10日にNHKが生中継した「祝賀御列の儀」の特別番組にゲスト出演。上品な容姿や的確な発言が注目され、ネット上では「コメントが素晴らし過ぎる」など称賛する声が相次いだ。
スタジオでは東大名誉教授や天皇陛下のご学友と並んで登場。最初は緊張した様子も見せたが、その後は堂々と3時間にわたる“大役”を務めあげた。放送から一夜明けた11日、トラウデンはスポーツ報知の取材に「両陛下の柔らかい表情、そしてお互いにお言葉を交わすお姿がとても自然体で、すてきでした。天気が良かったこともあり、皇后さまのティアラやネックレスが一層、輝いていて美しかったです」と振り返った。
歴史的な瞬間を伝える特別番組に出演して「貴重な瞬間を大学生という様々なことを学ぶ時期に迎えられ、とてもいい経験になりました」。モデルとして活動しながら慶大法学部政治学科に在学中で国際法や国際政治史を学ぶ才女。「最近はファッション業界の環境対策に興味があります」と意欲的に語った。
◆トラウデン直美(とらうでん・なおみ)1999年4月21日、京都府生まれ。20歳。父はドイツ人、母は日本人。12年に「ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを獲得。「CanCam」で同誌史上最年少の13歳から専属モデルを務める。