パレード「祝賀御列の儀」サイドカーも特注「途方もない価格」

オープンカーをサイドカーが護衛するパレードの車列(ロイター)
オープンカーをサイドカーが護衛するパレードの車列(ロイター)

 天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」が10日午後、皇居から赤坂御所までの約4・6キロで行われた。穏やかな晩秋の日差しの下、天皇、皇后両陛下は特注のオープンカーに乗り、にこやかに手を振り続けた。沿道には約11万9000人(内閣府発表)が詰め掛け祝福。約30分にわたって歓声が響き、新時代の「象徴」へ期待の声が上がった。

 オープンカーの前後を走行し、至近距離から両陛下の護衛に当たった6台のサイドカー(側車)がSNS上で「カッコイイ」などと話題を呼んでいる。

 関係者によると、皇宮警察とホンダが昨年に共同開発した完全オリジナルモデルで、「ホンダゴールドウィング1800」をベースとしたバイク部にボックス部(通称・船)を接続。瞬時に順走から逆走に切り替えられるなどの改良が加えられている。

 護衛を担当するのは皇宮警察「側車儀衛隊」の隊員。防弾マット、防炎シート、警棒を備えたボックス部に乗る隊員には運転の必要がないため、護衛に専念できるのが利点だ。サイドカーの運転はカーブ走行、バランスの維持、ブレーキなどに高い技術が必要だが、いずれの車両も一糸乱れることのない隊列を維持し、不測の事態に備えた。

 都内唯一のサイドカー専門店「ブリストルドックス」(東京・杉並区)の池田澄生社長は「かなり多くの改造を加えたオリジナルモデルに見えますので、(オープンカーの)8000万円とは言わないまでも、途方もない価格だと思います。先細りしている業界ですが、注目していただけたらうれしいです」と話していた。

 サイドカーはパトカーに比べ隊員の機動力に優れる利点があり、戦前から皇宮警察に導入されている。90年の平成の即位パレードで爆竹騒動があった際も、一瞬にしてオープンカーの脇に車体を寄せる鉄壁の護衛を見せ、話題になった。

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