久保建英、スペイン移籍後初ゴール 4大リーグ日本人最年少得点記録を樹立

ビリャレアル戦の後半8分、移籍後初ゴールを決め喜ぶマジョルカ・久保(共同)
ビリャレアル戦の後半8分、移籍後初ゴールを決め喜ぶマジョルカ・久保(共同)

◆スペイン・リーガエスパニョーラ第13節 マジョルカ3―1ビリャレアル(10日・パルマデマジョルカ)

 【パルマデマジョルカ(スペイン)10日=豊福晋】マジョルカのU―22日本代表MF久保建英が、ホームのビリャレアル戦でスペイン移籍後初ゴールを決めた。2―1の後半8分、ゴール中央から左足でミドルを突き刺し、日本人の欧州4大リーグ最年少得点記録(18歳5か月6日)を樹立。前半の2得点も久保から生まれ、全3得点に絡む活躍で3―1の勝利に導いた。

 待ちに待った瞬間が訪れた。後半8分、ゴール中央ペナルティーアーク付近でボールを受けた久保は「もうシュートを打つと決めていた」と左足を一閃(せん)。強烈なシュートがゴール右へ突き刺さった。「毎晩、今日この日まで夢を見続けてきた。大きな夢がかなった」。18歳5か月6日での初ゴールは、07年にセリエA・カターニャFW森本貴幸が記録した18歳8か月21日を抜き、日本人の欧州4大リーグ最年少得点記録となった。

 リーガ10試合目で本領を発揮した。2試合連続で先発すると、前半11分にいきなり大仕事を果たす。「自分はボールを持って攻撃で違いを出せる選手」と言うように、左サイドでDF2人の間をぶち抜くと、カバーに入ったDFに倒されてPKを獲得。先制点を演出した。同21分にはセンターライン付近で絶妙なヒールパスで味方につなぐと、その流れから再びPKを獲得。後半の自身の得点を含め全3得点に絡む大活躍だった。後半22分に交代する際には「クーボ! クーボ!」の大合唱と共に、スタンディングオベーションを受けた。

 スペインメディアもすぐさま反応。マルカ紙の電子版は「なんというゴラッソ! ゲームでも不可能。圧巻のパフォーマンス」と絶賛。アス紙の電子版は「ミサイルのようなシュートをゴール隅に突き刺す」と日本の18歳の偉業をたたえた。

 物心ついた時から目標はスペインで活躍することだった。そのためだったら何でもした。名門バルセロナの入団テストに合格したのは小学4年になったばかりの11年4月。すぐにスペイン語の単語帳を作り、真っ黒にするまで覚え込んだ。今夏には自身が育ったバルセロナではなく、ライバルのRマドリードへの移籍を選んだのも、よりスペイン1部でプレーできる可能性が高かったから。全てはこの日に通じていた。

 12日に帰国し、東京五輪世代のU―22日本代表の広島合宿に合流する。「勝ち点3を取り、いい感覚で代表に入れる」と久保。スペインでつかんだ大きな手応えを手に、凱旋を果たす。

 ◆TAKEに聞く

 ―初得点まで長かったか?

 「長かったと言ったら長かった。でも今日入ったので、この入った感覚を維持していければいい」

 ―得点した時はチームメートや監督も喜んでいた。

 「ハーフタイムに、FWアリダイが、点を取るにはシュートを打たなければと言ってくれた。実際にそうなったし、彼にも感謝したい」

 ―1点目のPKの場面を振り返って。

 「接触はあったし、PKに十分値する場面だったと思う」

 ―自身のパフォーマンスを10点満点で評価すると?

 「10点満点と言いたいところだけど、試合序盤にチャンスを逃したし、9点というところかな」

 ―18歳だが、注目や重圧は感じるか?

 「リーガで若い選手というのは何も僕だけじゃない。今のサッカー界は若い選手が増えている。こういった注目はポジティブに受け取らないと。時々大きな重圧を感じることはあるけど、そういうものだと受け止めていかないといけない」

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