伊藤美誠、中国にV9許すも「凄く近い」…日本女子、五輪前哨戦で銀

第2試合、伊藤は逆転負け
第2試合、伊藤は逆転負け
第1試合、ストレート負けした(右から)石川、平野ペア(左から中国ペアの劉詩꒚、陳夢=カメラ・竜田 卓)
第1試合、ストレート負けした(右から)石川、平野ペア(左から中国ペアの劉詩꒚、陳夢=カメラ・竜田 卓)

◆JA全農 ITTF 卓球W杯団体戦2019TOKYO(10日・東京体育館)

 男女の決勝が行われ、世界チームランク(TR)2位の日本女子は1位の中国に健闘及ばず0―3で敗れた。第1試合で石川佳純(26)=全農=、平野美宇(19)=日本生命=組が敗れ、第2試合では伊藤美誠(19)=スターツ=が孫穎莎とフルゲームの激闘の末に逆転負け。第3試合は平野が世界女王の劉詩ブンに屈した。中国は9連覇。男子は中国が3―1で韓国を下し、8連覇を達成した。

 打倒・中国への突破口を開く「あと1点」が遠かった。日本女子は中国に0―3で敗れ、2大会連続の銀メダル。東京五輪の“前哨戦”で9連覇を許した。第3試合で世界女王の劉詩ブンに敗れた平野は「チャンスでちょっとしたミスをした時に、中国選手はそれを逃さない。そういう時にしっかりゲームを取れる選手になりたい」と唇をかんだ。

 第2試合ではエース起用の伊藤が同じ19歳のライバル、孫穎莎にフルゲームで競り負けた。バックハンド側を狙った長いサーブも、冷静に待って強打で返すなど2ゲームを先取。ゲームカウント2―2と追い上げられた第5ゲームも10―7で先にマッチポイントを握ったが、5連続失点を喫した。逆転負けに「攻め急いでしまった」と悔やんだ。

 壁は厚かったが、五輪会場の東京体育館で中国と真っ向勝負を繰り広げ、収穫も大きかった。伊藤は国内開催の団体戦の出場は初めて。会場に響いた“ニッポン”コールに「珍しい緊張感があった」と明かし、「五輪ではこれ以上の声援があると思う。そういう舞台でどれだけ今の持っている実力を出せるかを試せて、この舞台で試合ができて良かった」とうなずいた。

 石川、平野のダブルスも収穫だ。中国など各チームはダブルスのペアリングを入れ替えてきたが、日本は全5試合を“かすみう”ペアで固定。伊藤も含め3人で戦いきった。馬場美香監督(54)は2人に団体戦でのダブルスの経験を積ませることをテーマに臨んでいたと説明。「今回は5人で戦っているチームもあるが五輪は(登録が)3人になる」と本番のシミュレーションにもつながった。石川も「すごくレベルアップして自信もついてきた。伸びしろは本当にあると思うのですごく勉強になった」と手応えを強調した。

 団体戦での打倒・中国は来年に持ち越しとなった。伊藤は「すごく近いところまでは来ていると思う。どんな選手にも勝てる選手になりたい」と誓った。五輪会場で3人が得た経験を生かし、その差は五輪までに埋めていく。(林 直史)

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第1試合、ストレート負けした(右から)石川、平野ペア(左から中国ペアの劉詩꒚、陳夢=カメラ・竜田 卓)
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