富山市、11連覇で有終の美 アンカー・斉藤鈴菜「最後なので優勝したかった」

笑顔でゴールに飛び込む富山市のアンカー・斉藤
笑顔でゴールに飛び込む富山市のアンカー・斉藤

◆報知新聞社後援 第37回富山県駅伝競走大会(10日、富山県庁発着・読売新聞北陸支社折り返し、18区間=42・5キロ)

 今回が最後となる大会で、富山市が2時間11分36秒で11年連続14回目の優勝を果たした。序盤は4位と出遅れたが、4区の阿部楓愛(速星中3年)が好走して首位に浮上。5区は公務員ランナー、中才雄介(23)が区間新まで2秒に迫る力走を見せて突き放した。富山県小学生駅伝も行われ、富山市が8年連続8回目の優勝を飾った。

 地元の富山市が有終の美を飾った。アンカー、斉藤鈴菜(速星中3年)が両手を挙げてゴールに飛び込み、仲間と喜びを爆発させた。2位の中新川郡とは、4分29秒差の圧勝劇だ。10月の富山県中学校駅伝で優勝した速星のエース・斉藤は「1位のまま、タスキをつなげたかった。次の大会がないのは寂しいけど、最後なので優勝したかった」と笑顔で振り返った。

 4区で首位に浮上し、独走状態を作ったのが、5区の“公務員ランナー”中才だ。富山商では全国高校駅伝に出場、日本薬科大を卒業して今春、故郷で就職。8月の立山登山マラニックでは2連覇した実力を誇る。「今年が最後なので、区間新を出して終わろうと思った」と中才。区間新まであと2秒に迫る快走で、チームを勢いづけた。

 同駅伝は富山県の置県100年を記念し、1983年に始まった。初年度は県内1周の274・5キロ、2日間に及ぶ壮大なコースだった。その後も駅伝の普及に貢献し、一定の目的を果たしたということで、37回目で幕を閉じることになった。6回目の出場となった中才は「中学の頃はこの大会を目標にしていた。中学生は道路を走る機会がないし、駅伝の要領も経験できた」と振り返った。

 この駅伝で活躍して、全国高校駅伝や箱根駅伝に出場した選手も多い。「富山県の駅伝は低迷しているが、強い選手が出てきてくれたら嬉しいですね」と中才。県駅伝の経験を糧に、次世代に希望を託す。(中田 康博)

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