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【エリザベス女王杯】ラッキーライラック復活V!オルフェーヴルで凱旋門賞2着スミヨン騎手が娘で無念晴らした

名手スミヨンに導かれたラッキーライラック(手前)が内ラチ沿いから強襲
名手スミヨンに導かれたラッキーライラック(手前)が内ラチ沿いから強襲

◆第44回エリザベス女王杯・G1(11月10日・芝2200メートル、京都競馬場、良)

 第44回エリザベス女王杯・G1は10日、京都競馬場で行われた。3番人気のラッキーライラックが内から鋭い伸び脚で、17年阪神JF以来となる2年ぶりのG1タイトルを奪取。復活Vに導いたクリストフ・スミヨン騎手(38)=ベルギー=は、父オルフェーヴルとのタッグで12年から2年連続2着に敗れた凱旋門賞の無念を娘で晴らした。

 忘れられない偉大な父オルフェーヴルに贈る勝利となった。ラッキーライラックと初コンビのスミヨンは中団からスムーズに追走。直線の入り口で内にスペースを見つけると迷うことなく一気に加速した。逃げ粘るクロコスミアをかわし、1馬身1/4差をつけてゴールへ。普段は物静かな男が「ありがとうございます。ベリーハッピー!」と端正なマスクを崩した。

 凱旋門賞3勝を挙げる世界の名手が、短期免許取得3週目で本領を発揮。「もう少し前で競馬をしようと考えていたけど、うまくポジションが取れなかった。でも、慌てても仕方ありません。4コーナーで外を回ろうと思ったけど、運良く空いた内に入って、よく伸びました」。当初のプランと違うレース運びになっても、冷静にリードした。

 自身が父に騎乗した12年の凱旋門賞。日本中が勝利を確信した瞬間、先頭に立ったオルフェは内によれてゴール寸前でソレミアに差された。スミヨンは「直線では一瞬、あのときラチにぶつかったことを思い出しました。でも、父とは違い、精神面を含めてレベルの高い牝馬。2年連続(2着)で凱旋門賞を勝てなかった無念を晴らした気分です」と悪夢を払拭し、晴れやかな表情を見せた。

 再び父の産駒で世界の舞台で戦う日を夢見ている。「オルフェは今まで乗ってきた中でナンバーワン。この勝利は父のレベルの高さが受け継がれ、メンタルのしっかりした子供が生まれる証明になります。偉大な父を継ぐ馬が出てくることを信じたいです」と2世の可能性に期待を抱く38歳。最強の遺伝子を持つ娘をチューリップ賞以来1年8か月ぶりの勝利に導いたスミヨンとオルフェの物語は、まだ終わらない。(内尾 篤嗣)

 ◆ラッキーライラック 父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース(父フラワーアリー)。栗東・松永幹夫厩舎所属の牝4歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算12戦5勝。主な勝ち鞍はアルテミスS・G3、阪神JF・G1(以上17年)、チューリップ賞・G2(18年)。総収得賞金は4億73万9000円。馬主は(有)サンデーレーシング。

<松永幹調教師は騎手時代と史上初ダブル制覇!> ○…ラッキーライラックを管理する松永幹調教師は00年に騎手として制しており、史上初の騎手&調教師での勝利となった。「やっと勝てた。長かったですね。力があるのになかなか勝てなかったので良かったです。ファレノプシスのことを思い出しました」と振り返った。19年前と同じ1枠2番からのスタートで勝ち取った栄冠。この後は状態を見ながらオーナーサイドと協議し、今後のレースを選択する。

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